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おい見ろよ! こんな所に 小汚い黒猫がいるぜ?

ほんとじゃん! どうするか?この猫

私は目の前の光景から目を背けてしまった

____いや、そんな事ない。 私は目を背けてない。 明日、拾いに来ようと思っただけだ。

その時、後ろでドスッという 鈍い音と甲高い猫の声は聞かなかったことにした。

陽菜

ふぁ…

陽菜

昨日、何してたんだっけ…

昨日の事を覚えていなかった。 でも何か大きな事があった気がする。

陽菜

まあ、いいや

陽菜

私にカンケーないっしょ!

、そう。 私には関係ない。

黒猫

ニャーオ

陽菜

あ…れ、いつの間に猫なんて飼ってたっけ

学校の準備、OK。 弁当も持った。

陽菜

行ってきまーす!

行ってらっしゃい

私は家を出た。 すると…

陽菜

あれ、こんな所に猫ちゃん?

黒猫

ニャーオ…

何故こんなにも汚いのだろう。 余りにも可哀想だ。

陽菜

…ごめんね、猫ちゃん。

陽菜

また、帰ってきたら、ね…?

黒猫

…ニャン

これできっと大丈夫だろう

陽菜

さあ、行かなくちゃ

次こそ遅刻してしまう

黒猫

そうやって、また、逃げるのか。

あの黒猫がそんな事を言っているとは知らずに

それにしてもさっきの猫は とても汚かった

陽菜

…なんでだろ

まあ、帰ったら居なくなっているだろう

そんな事を思いながら 普段通りに下駄箱の扉を開けた

黒い子猫

ミィ…

陽菜

…え?

黒い子猫

。!
シャーーー!!!

ザクリ。 私の腕を黒い子猫が引っ掻いた

陽菜

…ッッ!!

黒い子猫

ヴヴヴ…

A美

…うわぁ、あの子子猫を
閉じ込めてたの…?

B子

ないわ…

ザワザワ…ザワザワ… 野次馬が湧いてきた。 このままだと大きい問題を起こしかねない

黒い子猫

…ピョン

黒い子猫はどこかへ行ってくれた

野次馬も各々のクラスに戻って行った。

陽菜

もう、猫なんか嫌い

こんな言葉、言わなければよかったのに__

今日は色々と大変だったなぁ…

…待てよ。 今日の事件に関連するのは全て黒猫

陽菜

くろ、…ねこ…?

思 い 出 し て し ま っ た

陽菜

あぁぁぁあああぁぁああ!!???!

きっとあの見殺しにした黒猫だ…

陽菜

ごめんなさい…!!ごめんなさい…!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

心の中でも口でも、 沢山謝ったのに

私 の 周 り に 黒 猫 が い る

私はとにかく逃げた

陽菜

もう、ここまでくればいない、よね…?

キョロキョロと見回していたら

家にいた黒猫が追いかけて来ていた

陽菜

…ぁっ…い"や"ッいやぁぁぁぁぁ

私は無我夢中で道路に出た

自分の体が凄く眩しい

…その数秒後 トラックのブレーキ音とともに 私は宙を舞った

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コメント

7

ユーザー

えぇ…(神すぎて言葉がでらん) なんか黒猫「そうやってまた逃げるのか」って言ってた気がする…(多分) もうわかんないや( ・∇・)←←←←

ユーザー

黒猫って確か幸運になるとかなんかそんな感じの話あったよね(多分気の所為) その猫を見捨ててしまったから事故にあってしまった、? いや違うかうん。訳の分からん考察はやめておこう() あとこの物語めっちゃ好き こういう系のやつめっちゃ好きだわ()

ユーザー

え、無理、好き← 考察……他の人任せる((((

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