負 け た く な い 。

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僕らは今、相手に押されている

1本でもシュートが入れば

僕らは優勝できる。

wkiのシュートが曲がるのが見えた

僕は急いでボールを取り

シュートを決めた。

やっと同点まで上り詰めた

キャプテンの声が響く

それに応えるように

僕達も懸命に声を出した

残り6秒

敵であるアイツが笑った

何故笑ったかは分からない

ただ、不審な笑みを浮かべていた

僕は懸命にパスを防ごうとした

でも

届きはしなくて、

もう諦めていた

目の前に若井が飛び出ていて

パスをカットしてくれた

ただ一言だけを

食いしばりながらそう言った

ボールをつきながら走る彼の姿が

僕にはかっこよく見えた

必死で必死で

上を掴み取ろうとする目が

僕の心を燃やした。

気付けば僕も走り出していて

君を呼んでいた。

パスを貰い 、 シュートに向かった

彼の高速な足が僕を追い詰め

シュートのブロックをされた。

その反動で、彼を押してしまい、

チャージング を 取ってしまった 。

呆然と立ち尽くす僕は

脳内では、自分を責めていた。

残り3秒 、

いつものように彼にパスが来る

僕は大きく手を広げ

彼を見て

ディフェンスをする

絶対にシュートには行かせたくない

コイツを止めるんだ！

それと同時に、彼が

3P を 打つ 、

リバウンド に 行かせないように

守るも 、

それは 意味の無いものだった 。

ｽﾎﾟｯ

ブザービーター

彼が毎回

最終試合で見せる事だ

彼ににこ ゞ と 笑われ

僕らは2位と言う結果で終わった

ただ 沈黙だけが続いた

僕らはこれで終わり

中総体で戦えるのは

これで最後だった