ないこ
暇72
ないこ
暇72
ないこ
暇72
俺、暇72は今窮地に立っている
それは、遡ること1ヶ月前
何が理由かはわからないけど
ふと周りを見た時、自分だけ横に並べてない気がして仕方なかった
いつもは全くもっと気にもならないアンチコメに
どうしても目が留まってしまった
『声真似しか取り柄のねぇようなやつが歌い手やんなよ』
『こいつだけ歌下手、さっさと抜けろよ』
分かってる
俺に歌の才能がないことなんて
暇72
暇72
周りを見て、俺には、俺だけが特化したものが
声真似以外何もなくて
多分メンバーは優しい、優しいからこそ
俺を、俺が抜けようとでもしたら引き止めてくれるだろう
けど、リスナーは?しくふぁみは?
“暇72”としての俺を求めているのかもしれない
リアルな俺のことを求めてるわけじゃないのかもしれない
俺がここまで心を擦り減らしてまで
ここにいたいと思うのに
メンバーといるとどうしても苦しくなってしまう
一緒がいいと思うのに
一緒には居られないぐらい辛いこの感情は?
暇72
暇72
暇72
それでもまだ“シクフォニ”に居たいと思っていた
暇72
暇72
あれ…?なんで
暇72
なんで…なんでッ
暇72
声が…出てこなかった
あの日から1ヶ月が経とうとしていて
でも、でも…
声が出ない俺に、需要は?
声も出ない、唯一の取り柄もなくなった
歌えもしない、なら俺は?
俺が“ここ”にいる意味は?
足を引っ張るだけのお荷物な存在になってしまう
それだけは嫌だ
あいつらの足を引っ張る奴にはなりたくなかった
取り敢えず、病院へ行こう、
こういうとき、どうするべきなんだろうか
「日暮真夏さーん、こちらへどうぞ!」
暇72
医者
暇72
暇72
医者
医者
医者
暇72
医者
医者
医者
暇72
医者
暇72
医者
医者
医者
暇72
医者
医者
暇72
医者
医者
暇72
薬を処方してもらって、特に何も考えず
俺は路地裏をぶらぶらしていた
あの家に帰る気にもなれなかった
出る時は、朝早かったからか誰も気付かなかったけど…
置き手紙もしてきてないし、もし俺がいないことに気づいたら
探しにきて…くれるかな
そんなわけ…ないか
ないこ
暇72
は?なんでここにないこが?
ないこ
暇72
なんでもない
出てこない声が、煩わしい
ないこ
ないこ
ないこ
そして冒頭に戻る、と
ないこ
ないこ
暇72
暇72
ないこ
ないこ
暇72
ないこ
暇72
ないこ
暇72
ないこ
暇72
暇72
ないこ
ないこ
ないこ
暇72
暇72
ないこ
暇72
ないこ
暇72
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
暇72
暇72
ないこ
コメント
2件
うわぁ大好きです 続き楽しみに待ってます…🙌🏻
わぁ、、これでいるまくんだったら神やなぁ、、押しカプだから((