君の心に触れたくて〜何度でも

どうしよう。 浦田先生は不倫……してるんだよね…。 お子さんもいるのに……。

夢子はため息をつきながら廊下を歩いていた。先生に振られた日からもう1年が経っている。夢子はその1年間ずっと校舎を彷徨っている。 家にも帰っていないから、お風呂も入っていない。 でも、臭くは無かった。 夢子の体はいつでもカナヘビの匂いだ。 今日もまた校舎を歩く。

後ろから聞こえてきた声にビクッと体を震わせた。

この人、よく分からないけど怒ってるし怖いなぁ。 関わるのやめて早く逃げよ

陸野の肘についてるのも、 エスパーパスター？？だったのか。

あ、金持ちのことか。

まだ浦田先生のこと好きだし……。妻子持ちだけど…。 いや、膝だから妻膝持ち？ いや、奥さんも膝だから、 膝膝持ち？ それか、膝妻膝子持ち？ これだ。

私が……死んだ？

次回 夢子……。い、色々、た大変… の巻