テラーノベル
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戦が終わって、
異常な程の脅威だったあの刻と繋がっているなんて信じられない
…あの日みたいだった
相変わらず神秘的な狐様は、僕のことをちっぽけに感じさせた
きっと僕が終わっても、狐様はずうっと、こうして美しくいるのだろう
剣持刀也
いつまでも変わらずに、僕はこう思い続ける。
道中が終われば、民の屋台が道にたとまち並み、集まる
僕たちは分からぬように祭りに行った。
あっという間に朝は過ぎ、空は黒く染まった。
とーやさんと過ごした時間は、この眩い星達の様だった。
狐様
剣持刀也
剣持刀也
狐様
とーやさんの背が、いつの間に伸びている事に気づいた。
その時、何故か実感した。
とーやさんは人間なんだと。
狐様
当たり前だ。今更、何を_
狐様
とーやさんと一緒に_、
心の中で蠢く感情が、言葉を止めた。
狐様
剣持刀也
狐様
狐様
剣持刀也
何となく何かを察して、
狐様
そう言った。
剣持刀也
分からないけれど
狐様
良くない事が起こってしまいそうで怖かった。
剣持刀也
とうやさんは、この震える手を優しく握ってくれた。
そして、こう言った。
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
俺はこの子の為に存在している
そう実感した。
狐様
少し外の空気を吸いに行った時
ふと、綺麗な宇宙を見上げて、
きっと俺は、とーやさんの瞳の輝かしさが…
なんて、思っていた。
もう、言っていいのだろうか
狐様
剣持刀也
…あぁ、だめだ。
この思いは…この子にとっては重すぎる
きっと君を変えてしまう。
でも、
狐様
こんな感情が
いつか、君に出会わせてくれると思うから
…だから、
狐様
狐様
剣持刀也
少し驚いた表情は、一瞬で過ぎ去った。
剣持刀也
少し空けて、再び口を開いた。
剣持刀也
剣持刀也
俺も人間だろうか、と一瞬思った。
そしてまた一瞬、
そうである事を願った。
狐様
気づけば涙は輪郭をなぞって、落ちていた。
俺は、勢いよくとーやさんに抱きついた。
彼はそれを、優しく受け止めてくれた。
信じられないほど、柔らかな手だった。
剣持刀也
狐様
狐様
もし君と、また出逢えたら。
その時もまた、君を抱きしめたい
剣持刀也
剣持刀也
狐様
狐様
子供のような約束をした。
あれから時を経て、
とーやさんは死を迎えた。
彼の墓の前、
狐様
涙が溢れた。
狐様
時は無情だという。
よく知っていたはずなのに、
知らない感情が押し寄せた。
狐様
互いの黒い指輪が、日差しで光る。
恥ずかしがって薬指にはつけなかったなぁ、なんて
狐様
狐様
とーやさん。
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
狐様
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
狐様
また、僕達は出逢った。
コメント
2件
続きを出してくれてありがとうございます(´;ω;`)ほんっとうにありがとうございます。最高の終わり方だし咎人の意味を知ることができました!