えむ
つ、かさ、く、なにして…
司
…
頬に伝う涙を舐める
えむ
ひっ、
司
えむ、好きだ。愛してる。
司
えむの全部、全部だぞ
えむ
こ、わい、っ
えむ
やっ…
えむ
あたしも、司くんが好き、愛してる、けど、こんなっ、いやぁっ、
司を押すえむの手をぎゅっと掴む
司
今、何しようとした?
えむ
つか、さ、く、やめっ、
えむ
や、やだぁっ、つかさくッ!
ドゴッ
司
ッ…、
えむ
…?
司の動きが止まる
司
…
えむ
つ、かさく、どうし…
司
…はぁッ、
握る力を弱め、司は諦めたようにえむを引き寄せた
ドサッ
司
やっぱりお前はオレから離れる。
えむ
…え?
司
愛してる。えむ
ちゅっ
えむ
ん、っ、ん゛んぅっ、
司
…
ちゅ、くちゅ、
えむ
っふぁ、
えむ
つか、さく、
司
えむ、可愛い。
えむ
…、司くん、どうしてこんなこと…
司
…お前がオレから離れる夢を見た
えむ
…え?
司
だから俺はもうお前を離さない。
えむ
司、く、ん、あたしも司くんがすき、だいすき、愛してる。だからもう…
司
愛してるなら尚更だろう?
えむ
…え?
司
尚更オレから離れることなんて許されない。
司
なのにお前は逃げようとした。
司
だからもう、逃げれなくする
えむ
“逃げれなくする”…って、?
司
言葉通りだ。
司はえむの服の中に手を入れる
えむ
ひゃ、うっ、
司
ん、かわいい。
えむ
司く、やめ…、あたし、やだぁっ
司
離れるのが悪いんだ。悪い…全部、全部えむが…
司
そうだ。
司
全部えむが悪いのか、ははっ
えむ
司…くん、
えむ
…そっか、
えむ
あたしも司くんがすき、ぜんぶあたしのせいにして、
えむ
あたしたち、同じ夢見ちゃったんだね。
司
……同じ夢?
司の手が止まる
えむ
あたし、ずっと司くんを殺してた。
司
お、れはえむ、を、ずっと、
えむ
…そっかぁっ、
えむ
司くんは…重く受け止めすぎちゃったんだよ?夢だよ、これは。
司
やだ、夢じゃない。お前は俺から逃げ…
えむ
逃げたりなんかしないよ、大好きな司くんだもん、
えむ
愛してる、ずっと、ずぅっと、
司
…、
司
そっか、オレ、深く、考えて…
えむ
だから一緒に死のうッ?
司
…えッ?
えむ
だからさ…
イッショニシノウ?







