僕は、1人でレストランに食事に来ていた。
アルバイトと思われる男性が、こちらに笑顔で近づいてきた。
???
おひとり様ですね。ご案内します!
僕は彼の後に着いていった。席に通される。
???
お決まりでしたら、こちらのボタンでお呼びください。
そこから食事を済ませ、僕は家に帰った。
碧
どうしよう、、
僕は彼に惚れてしまったのだ。
次の日。
碧
いってきます。
誰もいない部屋に声をかけ、家を出る。
碧
今日は、、コンビニのバイトか。
碧
昨日の人、、
整った顔立ちに、すらりと細い鼻。 柔らかな笑顔が印象的だった。
碧
同性に惚れるなんてな、、
生まれて初めて、同性に恋をした。
碧
(まぁ彼女いないし、しょうがないのかな、、)
考え事をしながら歩いていると、
???
うわ!あ、ごめんなさいっ
碧
え?
僕は誰かとぶつかった。その人は―、 昨日の、あの人。
碧
え、あ、あの、昨日レストランで、、
???
え、、バイトはしてましたけど、何で
碧
あ、ごめんなさい変なこと言ってしまって。あの―、その、、
???
どうかされました?もしかして、接客態度が―
碧
あ、いや違います。あの―、一方的なんですが、
彼は黙って聞いてくれている。
碧
その、、えっとあなたに一目惚れを、、してしまいました
???
え?
碧
す、すみません急に!失礼しましたっ
―情けないなぁ。
そう思い、走ろうとした時。
碧
え?
腕を握られた。
???
僕に興味を持ってくれたんですよね。
碧
え、あ、はい。
???
こんなことを言うのもなんですが、僕彼女いないんですよ。
碧
(嘘だろ、、)
???
あの―、
???
お付き合いしてくれませんか?
碧
!?
一目惚れした相手に告白される。
何て夢のような展開なんだ、、
僕は倒れそうになった。
???
あ、ダメでしたか?
碧
あ、すみません
ありがとうございます。
お願いします。
ありがとうございます。
お願いします。
???
はい、お願いしますね。
碧
ん、、?
何か違和感を感じる。
碧
あ、、!
???
?
碧
優翔くんだよね!?
優翔
ふふ、、やっとわかったの?
彼は中学時代の同級生の、優翔だった。
碧
ごめん、、家まで付き合わせちゃって。
優翔
いや、いいんだよ。
碧
ちょっと恥ずかしいな、、
優翔
あはは、碧くんらしいな。
碧
あ、彼女いないんだよね?
優翔
うん、
碧
なんで、優翔くん、めっちゃかっこいいし、スタイル抜群だし
優翔
あ、あの僕、その―俗に言う、ゲイなんだ。
僕の頭に、雷のような衝撃が走った。
碧
ゲ、、ゲイっ!?
優翔
うん。だから彼女作れなかったんだ。
碧
え、じゃあ初体―
優翔
もちろん、まだ。
碧
え、じゃあファーストキスも
優翔
それも、まだ。
碧
(目の前にいる美少年が、まさかの、、)
優翔
だからさ、
ドンッ
碧
、、、!
優翔
それ、碧くんとしたいなって。
僕の、アオハルが始まる―。






