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第3教棟4階 情報室

無垢 真木

無垢 真木

くっ……!

真木は1人でパソコンを起動させていた

無垢 真木

マキナから助けを呼べると思ったが

無垢 真木

星の海システムに繋がってないだと!?

無垢 真木

なぜだ、なぜ我を汚す!

関 泰輔

誰かいるなと思ったが厨二で分かる、真木か

泰輔が情報室に入ってくる

無垢 真木

その声は泰輔か、我に用だ?

関 泰輔

パソコンが使えるかもと思ってな

関 泰輔

お前もか?

無垢 真木

同士よ、我もだ

無垢 真木

しかしマキナは全滅している、デウスは我らに望んでいないようだ

関 泰輔

なんて?

関 泰輔

頼むから日本語で話してくれ…

無垢 真木

無垢 真木

そこまで言うなら仕方がないであるな

無垢 真木

今だけだからな

関 泰輔

普通に喋れるのかよ!?

無垢 真木

そちと同じ人間なんだがな…

関 泰輔

ずっと厨二ごっこしてたのはお前だろが

無垢 真木

無垢 真木

そのパソコンを調べてみたが圏外だった

関 泰輔

(無視かよ…)

無垢 真木

ファイルは見れるものの空なんだよ

無垢 真木

どうしたものか…

関 泰輔

別のパソコンも見てみるか?

無垢 真木

ああ、そうしようか──

バーン!

近くで銃声の音が聞こえた

コトッコトッコトッ──

榛原 切彦

誰かいるかな〜?

それと一緒に榛原先生の足音と声が近づいてくる

無垢 真木

死神だと!?

関 泰輔

い、一旦隠れるぞ!

無垢 真木

りょー!!

2人は咄嗟の判断で机の下に隠れた

無垢 真木

☆⌒(*▽×)いてっ

無垢 真木

頭ぶつけたった

関 泰輔

馬鹿か!((ボソッ…

榛原 切彦

声がしたようなぁ〜?

関 泰輔

と、とりあえず黙れ((ボソッ…

無垢 真木

(´・ω・`#)ヒリヒリ

2人はそっと息を殺す

榛原 切彦

あれぇ?いないか〜

榛原 切彦

おもんねぇな

バーン!

最後に銃を発砲し、足音は次第に遠ざかって行った

関 泰輔

(なんだよ脅しやがって!)

関 泰輔

危なかったな

無垢 真木

てか今更だが

無垢 真木

ここって逃げ場ないのでは…?

関 泰輔

関 泰輔

ほんとやんか!!

第3教棟は屋上がなく、4階は隣に準備室があるぐらいで行き止まりである

関 泰輔

さっさと別のとこ移動するか

関 泰輔

言っとくが着いて来るなよ!

無垢 真木

別に行く当てがあるから大丈夫

関 泰輔

そうか、んじゃ無事でおれよ!

泰輔は先に情報室を後にした

無垢 真木

無垢 真木

さあ、更なる栄光は一瞬だ(次の当てはすぐそこだ)

無垢 真木

我もすぐにこの魔境から立ち去らねば

真木もしっかりと情報室の扉を閉めて目的の場所へ向かう準備をする

第2教棟3階 美術室

星得 晃生

はあはあっ……

星得 晃生

良かった、見つかってなかったみたい…

茲と桃海と別れてから先生を見かけ、気づかれる前に美術室に逃げてきた晃生

息切れを一旦落ち着かせてから辺りを見渡す

星得 晃生

あ、ぼくちんが描いた巨大壁画だ!

星得 晃生

この裏って隠れられるかな?

晃生は巨大壁画に近づき、裏には余裕で隠れるスペースがあることに気付く

星得 晃生

よし、倒さないようにだけ気を付けてここに居よう

星得 晃生

今は……53分

星得 晃生

なんでこんなに長く感じるんだろう…

第2教棟1階 地歴準備室

片丘 穂垂

片丘 穂垂

やはりおかしい!

片丘 穂垂

ここらで交通事故が起きた記事なんでどこにもない!!

資料を広げて何かを漁っていた穂垂は机を思いっきり叩く

片丘 穂垂

いやまだムチになるのは早い

片丘 穂垂

せっかくのチャンスなんだ、細かく調べればきっと……

しかし、いくら資料を見ても穂垂が求めている情報は見当たらない

片丘 穂垂

やはりない…

片丘 穂垂

片丘 穂垂

警察が嘘を付いたと言うのか?

片丘 穂垂

でもなんで嘘をつく必要が出てくるんだ…

ゴンゴンゴンッ!

扉の先から思いっきり叩く音がする

片丘 穂垂

な、なんの音!?

片丘 穂垂

(しまった、閉めてるから誰かいるのが分かるんだ!)

片丘 穂垂

とりあえず逃げよう!

穂垂は咄嗟に別の扉から隣の地歴教室へと逃げ込む

しばらく経って、激しい騒音は収まった

片丘 穂垂

片丘 穂垂

危なかった

片丘 穂垂

さて再開しよう

ガラガラガラ──

突然と扉が開いて誰かが入って来る

片丘 穂垂

っ……奇襲かっ!

神風 輪廻

ここに居ると思ったよ、片丘さん

そこには鬼である神風先生が立っていた

片丘 穂垂

神風先生……

片丘 穂垂

さっきのも貴様がやったのか?

神風 輪廻

口答えをもう少し考えなさいな

片丘 穂垂

ならどうする?殺すのか?

神風 輪廻

本来はそうしたいんだけどね

神風 輪廻

ボクはあえて殺さないよ

神風先生は持っていた拳銃をそっと机の上に置く

穂垂はそれをすぐさま奪う

片丘 穂垂

なんの真似だ?

片丘 穂垂

からかっているのか?

神風 輪廻

そんなまさか、君に伝えたいことがあるんだ

片丘 穂垂

ぼくに伝えたいこと?

神風 輪廻

そう、ボクは君が知りたい情報を持っているんだ

神風 輪廻

例えば"片丘雫玖(しずく)の行方"とかね

片丘 穂垂

ど、どうしてそれを…っ!?

神風 輪廻

確か、君の兄だったかな?

神風 輪廻

ボクは彼の担任だったからね

片丘 穂垂

なら教えてくれ、雫玖にぃは今どこにいるんだ!?

神風 輪廻

全てを知りたければ午後1時30分に会議室に来い

神風 輪廻

そこで取引をしよう

片丘 穂垂

取引……?

神風 輪廻

そう、ボクが教える代わりに君にはしてもらいたいことがある

神風 輪廻

だから今死んでもらうと困る

片丘 穂垂

確認するが嘘ではないよな?

神風 輪廻

もちろん、嘘ではないさ

片丘 穂垂

片丘 穂垂

分かった、今は信じよう

神風 輪廻

ではまたその時に

神風 輪廻

あ、その拳銃はあげるよ

そう言い残し神風先生は去っていった

片丘 穂垂

今は11時か……

片丘 穂垂

雫玖にぃのために生き残らなくては

第1教棟1階 化学実験室

バーン!

堀江 富美

なっ、またなの!?

朝霧 源

朝霧 源

やけに銃声が聞こえ出したな……

堀江 富美

みんな無事よね…?

朝霧 源

分からない、一旦様子を見てくるよ

堀江 富美

危ないよ、あと1時間ぐらいだしここに居ようよ

朝霧 源

確かにだけどここもいつバレるか分からないからな

朝霧 源

個人的に安全な場所をもっと確保しておきたい

堀江 富美

それでもこのタイミングは危ないって!

朝霧 源

ちょこっとここの廊下を歩いて行くだけだからすぐ戻るよ

堀江 富美

堀江 富美

源のこと信じるよ?

朝霧 源

ああ、信じてくれてありがとな

堀江 富美

うん、気を付けて……

堀江 富美

誰か来そうになったらすぐ帰ってきてよ!

朝霧 源

おっけー任せろ!

源は化学実験室から去っていった

学校リアル鬼ごっこ

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