ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
多分、一目惚れだった。 それは、冬弥と共にゲームの大会でだった。
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nn
きらきらと輝いている笑顔、 たまににこにこわんだほい!!とか言っているのはちょっと意味がわからなかったが… 多分、そんな不思議なところに惹かれたんだろう。 冬弥がゲーム中、俺はずっと彼女ばかり見ていた。
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akt
それから、彼女___えむと遊んだりする機会が多くなった。 単に俺が誘って遊んでいるだけだが。 たまに俺が歌ってそれを評価してもらったり、えむの演技を俺が評価したり… なかなかに楽しかった。 …いや、他の人としてもこんなに楽しいとは思わないだろうな。 …えむとするから、楽しいんだろう。 行っている高校も違うため、週一位でしか会えなかった。 でも、それでも満足していた。
でもとある日、 それが変わった。
いつもえむと遊ぶ時の集合場所。 俺はいつも通り、そこの集合場所…路地裏へと来た。 少しえむを待たせたので、早く行かねえと。 そう思い、来た…筈なのに。
モブ
モブ
em
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_____えむが、誰か知らねえ男の人に、 告白されていた。 頭の中が真っ白になった。 これを、これをOKにしたら……??
…おれの恋は、叶わなく……
akt
akt
気付いたら、その男の手を掴んでいた。 頭では見守るつもりだったのに…… こんなに恋って難しいんだな
モブ
akt
akt
モブ
ギロ、と睨んでみせると、その男はまんまと逃げていった えむは安心したように地面に座り込む
em
akt
akt
思わず目を逸らす。 えむからして見れば普通に変な男だろ。 なんであんなこと…… えむはにこ、と笑う。
em
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akt
そう言うえむの顔は、いつもよりも晴れた笑顔だった。 …この俺の想いを伝えたら、こいつは…
akt
______もう、蓋をしよう。 この想いは。
モブ
akt
モブ
モブ
akt
akt
モブ
モブ
モブ
タッタッタッ…と走っていくクラスメイト。 「初恋は実らない」 でも、それで良いと思うんだ。 だって…相手には幸せになってほしいと、思えるから。
あれを機に、えむとは会っていない。 自分の気持ちに蓋をしたいから。 …でも俺はそれ以上に、 えむの…えむの幸せを願ってる。 ただそれだけだから。
akt
一人そう呟き、俺は教室を後にした。
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
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これからも彰えむ書いてほしいです (*ˊ˘ˋ*)。♪