テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ねえ、団長
あなたとの距離が少し縮まった気がするよ
物理的な意味で、ね
隣に座ることも増えて、 一緒にいる時間も多くなった
それだけだよ。
なのになんでこんなにも 落ち着かないんだろう
クロロ
命令でもない、誘いでもない
ただ当然のように
アイラ
クロロ
短い返事
あなたは本から視線を外さずいう
その曖昧な感じが怖いの
ねえ、団長
あなたの隣ってこんなに静かなんだね
安心しない
けど、逃げたいわけじゃない
ただ、じわじわと侵食されている感じがする
あたしの呼吸のリズムまで あなたに合わせられていく気がする
クロロ
アイラ
クロロ
嘘だってわかってるくせに
それ以上はなにも言わない
見透かしてるのに踏み込まない
それは、優しさなの?
少しだけ距離を空けようとした
無意識だった
クロロ
初めてはっきりと言われた
アイラ
クロロ
意味なんて説明してくれない
拒否する余地もくれない
ずるいよ、団長
ねえ、団長
私気づいたんだ
あなたにとってあたしは
好き、嫌いじゃなく
壊れるかどうかなんじゃないかな
違う...?
クロロ
アイラ
クロロ
そんな寂しそうな目しないでよ
あたしは壊れてないよ?
でももうわかってるんだ
あたしはこのまま団長から離れられない