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最後のことば
自〇たくなったら開きなさい
初兎
この言葉は、悠くんから最後に聞いた言葉。
これは、会話と言うよりも、一方的に言われただけの返事など待つ気のない捨て台詞のようなものだった。
そしてその時の俺は、そんな言葉と共に一封の封筒を渡された
初兎
初兎
俺がそう聞くと悠くんは『さぁな?』と言って誤魔化された
それから数日後
悠くんの持病が悪化し
何も言わないまま、病院のベットで息を引き取った……
あれから1年が経った頃
一周忌の法要で、俺はあの封筒の存在を思い出した
中身が気になるが、まだ見てはいけない約束をまだ守っている
持った時の感触から中身は手紙だろうか?
その手紙には何が描かれているのか……
励ましの言葉?
何かしらの宝がある地図?
それか楽に〇ねる方法?
改めて考えるとますます気になってくる……
果たして……
俺は自〇するのだろうか。
もし仮に自〇を決意するにいたったとして、果たしてあの手紙のことを……
思い出すのだろうか……
仮に思い出したとしてもそこに書かれている何かが本当に自〇を思いとどます程の力をもっているのか?
初めに想像した通り、楽に〇ねる自〇方法が書かれているのならそれは慰めにはならない
本当に
何が書かれているのか
こうして俺は一日中このとこについて想像と考えを深めていった。
そしてひとつの決断を下した
初兎
と、
人間はいつ〇ぬか分からない
それは明後日かもしれないし
1時間後かもしれない
あるいは、十年後とか二十年後かもしれない
そんなのは分からない
だからこそ
今中身を確認する必要がある
気になって〇ぬに〇ねない
だから俺は____
初兎
部屋に籠り、一人静かに封を切った
ビリッ
初兎
中には2つの鍵と2枚の便箋が綺麗に折りたたまれて入っていた
その1枚を広げてみた
その中にはこう
初兎へ お前が今この手紙を読んでいるということは自〇を決意したのだろう。それは決して賢明な判断とは言えない。お前はほとけを一生をかけて守ると誓ったよな。あの言葉に偽りがないことを、俺は心から願っているが、だとしても今のおれにできることはただ1つとして何も無い。 俺はこの世にもういないだろう
もし、今、ほとけのタヒに絶望し、自〇を考えているなら俺はなんも、止めない。なにも迷わず、ほとけの元へ行け。 だが、ほとけが生きていて、それでもなにかに絶望し自タヒを選ぶと言うなら、○○○に行くんだ。
そこに行けば1台の車があるはずだからその車に乗って地図に書いてある道を通って、☩☩☩に行きなさい。
ただし行く前に、このことを注意してほしい。
1つ目ほとけには
『友人に借りた車を返しに行く』
と言うんだぞ。
そこでなにか聞かれても、正直に答えるなよ?
適当にはぐらかせろ。まぁ、あいつは馬鹿だからええかw
2つ目この手紙の存在は他の人には伝えるな。故に、必ず行く前にこの手紙は燃やすなどとして処分しろ。
3つ目。他の誰かに代行させるな。もし君ができないのならその時は諦めろ。
最後にこの手紙を読んで自〇に思いとどまったならこの中に入っている地図をその手紙と共に燃やせ。
そして、手紙のことなどを忘れて2人で友に生きなさい
それが
2人にとっての、私にとっての何よりなのだから___
もう1枚の便箋を開くと、地図の書かれた紙がでてきた
どうやら俺の予想は半分あたっていたようだ
だが、いまいち要領を得ない……
初兎
目的地には何があるのか
予想した通り、隠し財産がねむっているのか?
それはまだ分からない。
そして何故この疑問に及んでその目的を記さないのか?
あーもうダメだ……
幾つのも疑問が湧いてくる
果たして…………
俺はそこへ行くべきなのか_?
手紙を読めば、スッキリすると思ったがそれは全くの誤解で、そうなると、これはこれで余計気になってくる……。
『ほとけには言うな』
『代行するな』
書かれていた文言
公にはできない何かが関わっているのだろうか……
汚れたお金?
そうだとしても、ここで引く訳にはいかない。
毒を食らわば皿まで__
だから、俺はその地図に書かれた場所へ行くことにした____。
……To be continued
初兎
悠佑
初兎
ほとけ
悠佑
ほとけ
悠佑
初兎
ほとけ