いじめが消えてから2ヶ月
そして、
関崎 維統
結はまたどこかに行ってしまった。
結に出会ってから2週間でいじめが消えて、
それから、お父さんとも親孝行して
関崎 維統
私はふとベランダに目をやる
そのベランダで結に初めてあった。
関崎 維統
関崎 維統
私は1人、ベットの上で叫んだ。
父
関崎 維統
関崎 維統
父
父
関崎 維統
父
父
関崎 維統
関崎 維統
そうだ
思えば私は大声を最近出してない
でも、最近自然と声が大きくなっていく気がする。
父
関崎 維統
なんだかくすぐったい気持ちになって、不思議だ。
関崎 維統
本当にどこに行ったんだろう。
置き手紙も何も…
関崎 維統
ふとベランダの方を見ると何かあるのが見える。
関崎 維統
1枚の紙切れだ。
関崎 維統
内容はこんなもの。
「維統へ。ここを訪ねてみな。」
と、その文字の下に私の家からある中学校への地図が書いてあった。
関崎 維統
私となんの接点もない中学校だ。
関崎 維統
関崎 維統
将来、心理学でも学ぶか?
関崎 維統
結の地図の通りに行ってみると私立の中学校があった。
関崎 維統
と、チャイムがなる。
現在、午後3時。きっと下校のチャイムだろう。
私は、門の近くの電柱に隠れて様子を伺う。
関崎 維統
関崎 維統
どうやら男子校のようだ。男の子ばかり出てくる。
関崎 維統
そう自分に言い聞かせていると…
生徒1
関崎 維統
弘末 結
生徒1
生徒1
弘末 結
生徒1
生徒2
生徒1
生徒2
生徒1
弘末 結
生徒2
弘末 結
生徒1
と、男子生徒は私の方を指さす
関崎 維統
生徒2
関崎 維統
鋭い眼光を向けられて、思わず怖気ずく。
弘末 結
生徒2
生徒1
生徒2
弘末 結
私は迷う
幽霊の方の結に言えていないことを言おうかどうか。
関崎 維統
まだ言えてないこと。
生徒1
そんなこんな考えているうちに、私を見つけた男子生徒が近寄ってくる
生徒2
弘末 結
弘末 結
関崎 維統
初めてこんなにたくさんの男の子に囲まれて恥ずかしいやら緊張やらでパニックになる。
関崎 維統
弘末 結
関崎 維統
それだけ言って私は一生懸命走り去る。
生徒1
生徒2
弘末 結
生徒1
弘末 結
生徒2
弘末 結
生徒1
弘末 結
関崎 維統
久しぶりに全力疾走した
ヒキニートが急に走っても直ぐに疲れるのは目に見えていた。
関崎 維統
私は椅子に座り込む。
そして、ベランダを見ると
関崎 維統
結が風に吹かれていた。