魔物が居る危険な図書室、二人分の足音だけが鳴り響く
少しここは寒い…プルアは気温にやや嫌気が差しながら、プルアと鶴・リラーは歩きながら周りを警戒する
プルア
プルアは先程から心に閉まっていた疑問を口にしながらも足を止めない
鶴・リラーの静かな息を吸う音と同時に声が聴こえ始めた
鶴・リラー
プルア
記憶操作とだけ言われてもプルアにはよくわからない、少し申し訳ないと罪悪感が湧き出てくる
鶴・リラーは嫌がる素振りを見せずに話を続け始め
鶴・リラー
鶴・リラー
プルアが凄い魔法だなと感心と驚きを胸の中に抱いていた時、突然鶴・リラーの声が聴こえなくなった
と言うか話すのを辞めて何かを警戒している…魔物が居るのだろう
プルアはそれを察して胸元に付いている魔法のコンパクトを簡単に取り外し
パカっと蓋を開けてコンパクトの鏡部分を見て、表示されている心の声を見てみる
表示画面
表示画面
プルアはゾッとし、前に居る鶴・リラーへ駆け寄り、コンパクトを見せ
鶴・リラーはそれだけで察してくれたのだろうか心配そうにプルアを見る
鶴・リラー
プルア
その時だった、何かが爆発したような、壊れたような音がプルア達の背後からしてプルアと鶴・リラーは後ろを振り向く
大きな羊が、大量の本が収納されてある本棚を倒し、本棚を足で踏み
本を床へ撒き散らしている、プルアは武器を所持していない
いつもトドメは月がやってくれていた、プルアはサポート役で
決して戦闘向けの魔法少女ではない、鶴・リラーはどうなのだろう、
わからないが彼女が戦闘向けの魔法少女である事を祈るしかない
羊の魔物
プルア
プルアが何も出来ないでいると、突然羊は苦しみながら
あの有名な頭を抱える子猫みたいに頭を抱え苦しんでいる、何が起きたのかと一瞬思ってしまったが
鶴・リラーの魔法の説明が頭をよぎり、あぁそう言う事かと納得し
それと同時に羊の背後に、空中に鶴・リラーが見え、鶴・リラーの手元を見ると
果物ナイフの様な物を手に握っており
数秒するとグロテスクな音が鳴り響き、床には黒い液体が染み込み始めてい
プルア
プルアは目を輝かせ、お辞儀をして鶴・リラーへとお礼を言う
お辞儀しながら鶴・リラーを見上げると、目を丸くしていた
鶴・リラー
鶴・リラーは両手を高速で左右に振りながらそう言ってくれていて、プルアは嬉しくなる
コメント
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(・∀・)イイ!!