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この世に平等何て物は存在しない
あるとすれば、それは恵まれし者だけ
私が、私なんかが恵まれていいはずない
あの日、家族一人守れない私が！
2011年3月11日14時46分 世界で大きな被害をもたらしたとされる
東日本大震災の日
私の大切なものが全て消し去ったあの日
葵李か(幼少期)
お母さん
葵李か(幼少期)
お母さん
ｶﾞﾀｶﾞﾀ
お母さん
お母さん
葵李か(幼少期)
お母さん
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
ｸﾞﾗｯ(棚倒)
お母さん
葵李か(幼少期)
葵李か(幼少期)
お母さん
葵李か(幼少期)
お母さん
お母さん
お母さん
葵李か(幼少期)
お母さん
葵李か(幼少期)
お母さん
お母さん
お母さん
葵李か(幼少期)
ﾀｯﾀｯﾀｯ
葵李か(幼少期)
あの後、私は声が枯れる程必死に叫び大人に助けを求めた
勿論みな急いでおり、私みたいな子供は
相手にされない
でも、ある1人の男の子だけが、私を___
葵李
葵李
葵李
毎日、彼処で夢が終わる
多分、私の中にその後の記憶が無いから
葵李
葵李
葵李
あの後、私どうしたんだろ
急ぐのは当たり前、 死が近い中走る人は大勢いるでも、
あの日の事がきっかけで、私は大人を信用しなくなった
葵李
そう、思い
