わかゔぁ
あみか
先行って
先行って
あみか
何でですか?
わかゔぁ
もし落ちそうに
なった時に
助けられる用に。
なった時に
助けられる用に。
あみか
良いんですか?
わかゔぁ
言っただろ
あみかは絶対
に守るって
だから安心して
渡ってな。
あみかは絶対
に守るって
だから安心して
渡ってな。
あみか
ありがとう
ございます。
ございます。
二人は順調に足場を渡り 残り半分位まで来ていた するといきなり強い風が吹き あみかは足を踏み外してしまった。 わかゔぁは慌ててあみかの腕を掴み もう片方の腕で足場にぶら下がっていた。
わかゔぁ
あみか
大丈夫?
大丈夫?
あみか
はい。
すみません。
すみません。
わかゔぁ
謝らないでよ。
直ぐ引き上げるからね。
直ぐ引き上げるからね。
あみか
はい。
わかゔぁは 引き上げようとしたが 片腕では足場に捕まるのが 精一杯だった。
あみか
わかゔぁ君
あみかの腕離して下さい。
あみかの腕離して下さい。
わかゔぁ
何言ってるの
こんな高さから落ちたら…
こんな高さから落ちたら…
あみか
分かってます。
でもこのままでは
わかゔぁ君も…
でもこのままでは
わかゔぁ君も…
わかゔぁ
心配してくれて
ありがとう。
でも俺あみかの腕
絶対離さないから。
ありがとう。
でも俺あみかの腕
絶対離さないから。
他の参加者達は わかゔぁの手を踏みつけて 先に進んだ。
わかゔぁ
痛いな…
でも皆それだけ
必死何だよな。
でも皆それだけ
必死何だよな。
わかゔぁがそんな事を考えていると
あの…
大丈夫ですか?
大丈夫ですか?
わかゔぁ
はい。
何とか…
すみません邪魔ですよね
何とか…
すみません邪魔ですよね
そんな事無いですよ。
もし俺で良ければ協力させて下さい
もし俺で良ければ協力させて下さい
わかゔぁ
良いんですか?
勿論です。
わかゔぁ
助かります。
反対側の腕伸ばせるかな?
あみかは 言われた通りに 腕を伸ばした。
ありがとう。
先に女の子
引きげますね
先に女の子
引きげますね
わかゔぁ
お願いします。
続く