主
どもども~
主
第十五話「思うがままに」いかがでしたか?前回は考察的なものを入れてみました
主
それでは第十六話「感情と支配」どうぞ〜
主
※流血、暴力表現等含むかもです
苦手な方はご注意ください
苦手な方はご注意ください
家に着くと
先ほどの気持ちがより昂っていくのを強く感じた
頭で考えるよりも手が動いた
knmc
(…とりあえずスマホに)
knmc
(メモしておけば)
knmc
(いつだってこの感情に浸っていられる)
ガタンッ!
knmc
……あ
スマホを落としてしまった
拾おうとスマホに手を伸ばしたとき
自分の手が震えていることに気付いた
knmc
……あ、れ?
knmc
おか…しい……な
knmc
何で…だろ
手が震えて声までもが震えてしまう
でも…なぜだろうか
自然とこれが正しい反応だと感じた
僕は…俺は感情を支配する側だ
いつだってそうだった
けれど今回ばかりはそうはいかないらしい
"狂っている"
自分でもそう感じていたのだ
俺がしようとしていることは
異常なことだと
ある意味、これが恐怖というものなのだろうか
knmc
……あはは、は…
knmc
…フフッ
だけど
すでにこの感情を知ってしまった
それなら
たまには
感情に支配されるのも
悪くないものだ
【メモ】
「見習う」
いや…「見習わせる」
そのためにはどうすればいいか
きっと、ただ俺が人を◯している姿を見せても
みんな怯えて、逃げ惑うだけだろう
それに…
そうなればそいつごと◯しちゃうからな〜
…あはは
それはそれで楽しいけどね
……
…まず
"俺"と同じようなやつを探そうか
そっちの方がきっと手っ取り早い
……
でも、少し面白味が無いな
うーん
なかなかいいアイデアが思い浮かばないな~
………あ
そうだ…
逃げられない状況なら…?
そいつが逃げられない状況をつくってしまえば
きっと…いや、必ず
"俺"を理解しだすだろう
元は違えど
今はそれで十分だ
となると
逃げられない状況は…
共犯者
だって俺を見習うのだから
俺の「普通」に合わせるのは
当然でしょ?
ああ…誰から始めようか
俺が……
見つけてあげるから