12月上旬、朝
●●〇〇
(なんか久しぶりだなぁーひとり)
●●〇〇
(意外と寂しいな..)
12月1日から1年生の寮生活が始まり 与田も寮から登校しているらしい 俺らの学校が寮を設立して 実施するのは今年かららしい。 俺も1年遅れてれば寮生活だった。
●●〇〇
(まだ付き合ったばっかなのに、タイミング悪いなぁ..)
●●〇〇
(あー...ねむい..)
●●〇〇
●●〇〇
!?
俺は誰かに腕を掴まれて 引っ張られた。
●●〇〇
ん?秋元?
秋元真夏
ん?じゃないでしょ!ちょっときて!
秋元真夏
秋元真夏
連れてきたー!
星野みなみ
おー!ありがと真夏!
星野みなみ
ねぇねぇ!与田ちゃんとどう?
●●〇〇
え!?はっ!?なんで!?
秋元真夏
付き合ったんでしょ?与田ちゃんから聞いたよ笑
●●〇〇
よ、与田が!?
●●〇〇
●●〇〇
どう?って言われても、まだ昨日のことだし...
秋元真夏
ふーん...
星野みなみ
与田ちゃんかわいいもんねー
秋元真夏
私がとっちゃうかもよ?
●●〇〇
はいはい。そうですね。
秋元真夏
もう!適当に流さないでよー!
●●〇〇
朝からごめん。今日の昼休みに屋上来て。
与田祐希
与田祐希
屋上ですか?分かりました。
昼休み
●●〇〇
(与田来てるかな...?)
与田祐希
せんぱーい!
後ろから与田の声が聞こえる
●●〇〇
ごめん。急に呼び出して。
与田祐希
いいんですよ。私も先輩に会いたかったです。
胸がドキッとする俺
与田祐希
それで話でもあるんですか?
●●〇〇
ん?あーそうだった。
●●〇〇
今日の朝、秋元と星野に付き合ってること知られてたんだけど...
●●〇〇
与田が言ったの?
与田祐希
多分みんな知ってますよ。
●●〇〇
みんな知ってんの!?
与田祐希
ダメでしたか?
●●〇〇
ダメじゃないけど、与田はいいのかな?と思って。
与田祐希
私ずっと前から好きな人の相談を色んな人にしてたので、●●先輩と付き合えたことをみんなに言いたくて...
●●〇〇
そっか。それならいいよ。
与田祐希
でも本当に祐希と●●先輩が付き合えるなんて思ってもいなかったです。
●●〇〇
俺も思ってなかったよ。
与田祐希
私すっごい嬉しいです!
●●〇〇
俺もすごい...
ドタドタドタッ!
●●〇〇
やばい!なんか誰か来る!
●●〇〇
与田!こっち!
与田祐希
えぇ!?
与田の手を引っ張って 小さな物置に隠れた。
●●〇〇
ごめん...狭いかも...
与田祐希
大丈夫です....
秋元真夏
秋元真夏
あれー?●●くーん!いないのー?
北野日奈子
聞けるかと思ったのにね...
バタンッ!
ドアが閉まった。
●●〇〇
大丈夫そうだね。
与田祐希
ちょっと待ってください!
倉庫から出るのを止める与田
●●〇〇
ん?
与田祐希
もうちょっとここにいませんか...?
●●〇〇
えっ...
気にしていなかったけど 与田との距離は相当近かった。
●●〇〇
(近くで見ると余計にかわいい...)
与田祐希
....
●●〇〇
....
チャイムが鳴った。
与田祐希
戻らないとですね...
●●〇〇
そうだね。
与田祐希
好きですよ...〇〇先輩のこと。
●●〇〇
え?
●●〇〇
●●〇〇
俺も好きだよ。与田のこと。
その後、5限目
●●〇〇
(ダメだ...与田のことしか考えられない...)
●●〇〇
(そういえばさっき俺の事、下の名前で呼ばれたような...)
●●〇〇
(初めて呼ばれたかもしれない...)
与田と付き合ってから ずっと与田のことを考えてる。 授業に集中できなかったりするけど 案外いいのかも...