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マイ武

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マイ武

1 - マイ武

♥

279

2022年03月14日

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どーも!

話の前に、ひとつ聞いてほしいことがありまして、

前に書いた、『俺は今日も💊を飲む』の♥の数が1000になってました!読んでくれた方、♥押してくれた方、優しいコメントをくれた方、ホントにありがとうございました〜(●´ω`●)いつもコメント読みながら、心の中で叫びまくってます笑

今回は、トーマさんのオレンジの歌詞パロで、マイ武です!

⚠ちょっと漫画の方のネタバレあり

『オレンジ』はホントに大好きなボカロ曲なんですよ😍すごくいい曲なので、知らないって人はぜひ聞いてみてください!

いつものごとく、話がぐちゃぐちゃですが、読んでくれると嬉しいです!

じゃ、はじまりはじまり〜✨

マイキー

タケミっち!

武道

マイキーくん?

武道

どうしたんスか?

マイキー

ん〜?名前呼んでみただけー

武道

もう!何なんスか、それ笑笑

武道

それ、恋人同士がよくするやつじゃないっスか?笑

マイキー

なに、タケミっち、オレと付き合いてぇの?

武道

なんでそうなるんスかー?!

武道

てか、用事ないのに俺の名前呼んだのマイキーくんじゃないっスか?!

マイキー

たしかに…笑

武道

……ッぷ

マイキー

あははっ

武道

はははっ

君のいる世界で笑ったこと、

マイキー

オレが殺した

武道

(君が人を殺した…?)

マイキー

だから頼む…オマエが終わらせてくれ

武道

(終わらせる…?俺が…?)

マイキー

オレを殺せ

武道

(そんなのできるわけないじゃん…)

マイキー

何も感じなかった

マイキー

邪魔なもんは消しちまえばいいんだって

武道

(違う…君がそんなこと言うなんて何かの間違いだ…)

なんで

マイキー

やっと終わるんだね

なんで

マイキー

オレの人生は苦しみだけだった

なんで

武道

俺は未来を変えられないんだ……

君の見る未来を恨んだこと、

マイキー

会いたくなかった…

武道

(たとえ、君が俺を拒絶しても、)

武道

何度だって助けに行くよ…

武道

君の為なら、

武道

何度でも…

君の声、温もり、態度、愛のすべてが…

武道

(俺は大好きだから…)

武道

(今度こそ必ず…)

武道

マイキーくん!着きましたよー!

マイキー

(つ∀-)。゜んー

マイキー

……急に海行きたいなんてさ、

マイキー

よく皆で行ってる近くの海じゃダメだったのかよ?

マイキー

わざわざ電車乗ってまで行く必要あんの…?

武道

絶景が見られるって有名なスポットなんスよ?!

武道

マイキーくんは興味ないんスか?!

マイキー

オレまだねむ、…スー(。-ω-)zzz. . .

武道

あ、ちょマイキーくん!ここで寝ないでくださいよッ?!

マイキー

……なに?タケミっち、なんか文句あんの?((圧

武道

な、ナイデス(り、理不尽すぎるッ…)

武道

て、てか、なんで俺とマイキーくんしかいないんスか?!

マイキー

ん?

武道

電車とかそういうのは俺が調べるから、

武道

“マイキーくんは他の人を誘っといてくださいね”って言いましたよね?!

マイキー

だって、誘って、暇って言う奴いなかったもん

武道

暇って……

マイキー

ちがうの?

武道

…ん〜、そうなんスけど……

マイキー

皆、朝早く起きてまで、行きたくねぇってさ、

武道

エェ……(薄情だ……)

武道

まぁ、マイキーくんだけでも来てくれたからいいか…

マイキー

ならいいじゃん!

海街、赤錆びた線路沿い

マイキー

それにしても

マイキー

ここ静かだな…

武道

まだ早朝だし、

武道

俺ら以外いないッスもんね笑

武道

でも、なんか雰囲気あっていい所じゃないッスか!

マイキー

そうだな!

そのとき、少し冷たい潮風が俺とマイキーくんの頬をするりと、撫でた

マイキー

海、もっと近くで見てくるか!

武道

はい!

武道

うわぁ〜〜!!!

武道

キレイっすね、マイキーくん!

マイキー

フフッ、そうだな

武道

……?

マイキー

(ホントはわかってた…)

マイキー

(オマエに突然、“海に行きましょう”って誘われたときから…)

マイキー

(大事な人が死んでくオレに、オマエは気遣ってくれてんだろ…?)

マイキー

こんな絶景オマエと見られるなんて、“幸せだな”って思って…笑

マイキー

(オレはちゃんと“幸せ”だから、もう心配しなくていい)

マイキー

(優しいオマエを巻き込みたくない…)

マイキー

(オマエはオレと関わって不幸になっちゃダメだ…)

武道

そうッスね…笑

二人、「幸せだ」って嘘ついて

武道

(俺の前でも、やっぱり、なかなか本音は言ってくれないね…笑)

君はいつも辛いときほど笑うよね… なんだか、遠くの方を見つめる君が今にも消えていってしまうような気がして、俺は君の手を掴んだ。

マイキー

どうした?…笑

武道

急に手繋ぎたくなっちゃって…笑

マイキー

何だそれ笑

マイキー

変なの笑笑

武道

あはは…

くしゃくしゃに笑う顔、繋いだ手

武道

あ!マイキーくん!!

武道

見てください!

武道

太陽が見えてきましたよ!

遠くの島、朝焼け

マイキー

キレイだな…

武道

そうッスねっ…

やさしい朝日に包まれながら、キレイだな…と隣で呟く彼の横顔は笑ってたけど、なんだか泣いているように見えた。

武道

君の隣にいるのが俺でごめんね…ボソ

俺は、真一郎くんなんかになれなかった。俺じゃなくて真一郎くんがいてくれたらよかったのに。

マイキー

…?なんか言ったか?

武道

……いや、ホントにキレイだなーって思って…

マイキー

だな…来なかった奴らに自慢してやろうぜ!

武道

そうッスね笑

ホントは聞こえてた… アイツは確かに、俺の隣にいるのが自分でごめんね、と言った。

マイキー

(でも、)

マイキー

(オレはオマエにずっと隣にいてほし、…)

マイキー

(いや、ダメだ…オレの隣にいたら、オマエを、…皆を不幸にしちまう…)

愛しきれない君のこと、

マイキー

(辛いのはオレだけでいい)

マイキー

(オマエは日の下で笑ってるのが似合う…)

マイキー

マイキー

タケミっち…?

マイキー

なんで泣いてんだ…?

ふと隣を見ると、タケミっちは泣いていた。

喧嘩のときに泣くのとはちがって、肩を小さく震わせながら、静かに泣いていた。 ツーッとタケミっちの頬を伝う一筋の涙は朝日に照らされて、キラキラと光って見えて、儚かった。タケミっちがどこか遠いところへ行ってしまう気がして、オレは、タケミっちの頬に手を伸ばした。

武道

おれ、マイキーく、んになにもしてあげられ、なくてッ

武道

辛いのはマイキーくんな、のにッ

武道

ごめんねッ…

ごめんねッ……

マイキー

!!

マイキー

(なんでオマエが謝るんだよ…)

武道

……ッ

マイキー

(ちがう…オレはオマエにそんな顔させたいんじゃない)

マイキー

……ッ

武道

武道

マイキーくん…?なんで泣いてるの?

マイキー

ッ………!

つられて泣く私も弱いこと、

マイキー

(ずっと自分が強くなった気がしてた)

マイキー

(でも、違った…)

マイキー

(オレはまだ弱いんだな…)

マイキー

…………

マイキー

……兄貴ッ

マイキー

逢いたいよ…

マイキー

オレをおいていかないでよ…

武道

…ッ

武道

(そうだよ…)

武道

(俺は真一郎くんの代わりになんてなれないんだ…)

マイキー

今までオマエと兄貴を重ねてた…

マイキー

ごめん……

武道

ッ…いいんスよ!

マイキー

……もう、無理してオレのそばにいなくてい…、

武道

真一郎くんが、マイキーくんにとってそれだけ大事な人なのは、わかってます!

武道

それに、真一郎くんみたいな偉大な人と雰囲気似てるなんて、めちゃくちゃ光栄なことじゃないっスか!

マイキー

…………!

武道

俺、真一郎くんの代わりにはなれないッスけど、これからもマイキーくんのそばにいてもいいっスか?

マイキー

………ッ

マイキー

ありがとうッ…タケミっち

武道

約束ッスよ?

マイキー

うんッ

武道

俺、マイキーくんが嫌がっても離れませんからね?笑

マイキー

なんだそれ笑笑

そうやって俺らは指を絡めあった。

出会ったとき、雰囲気に兄貴の面影を感じて、タケミっちと兄貴を重ね合わせてた。でも、タケミっちは今まで嫌な顔一つしなかったし、そんなオレを許してくれた…… タケミっち、やっぱりオマエは優しいんだな…

代わりなんてないって、特別だって許し合えた日も

それから、しばらくの間、2人で日の出を見ながら、くだらない話をして、笑いあった。

さっきは嘘に聞こえた“幸せ”の4文字も、今ならホントのことのように思えた

武道

(もうそろそろ、未来に戻っても大丈夫かな…)

武道

(今日のことで、何か結果が変わってるかもしれない)

武道

(でも…)

武道

(そしたら、この時代のマイキーくんとはお別れだな…)

もう二人に明日がないことも

武道

(でも、このことマイキーくんは知らなくてもいい)

ただ、ずっと、そう、ずっと

隠してしまおう。

武道

(自然な感じで、握手してもらえばいいんだ)

武道

………

武道

(ん?自然な感じで…?いや、全然タイミングがわかんねぇーよぉッ…)

武道

(てか、ホントにちゃんと未来は変わってるのか…?)

武道

(今、マイキーくんを残していって大丈夫なのかな…)

武道

(どうすれば君を救えるんだろ…)

武道

(このまま、俺が未来に帰っても、)

武道

(君が幸せでいてくれる方法はないのかな…?)

武道

(俺にはわかんないや…)

残される君に届くただひとつを

今でも探してる。

マイキー

タケミっちさ、

武道

はい?どうしたんスか、マイキーくん?

マイキー

未来に戻るんだろ?

武道

?!

武道

……ッなんで、わかっ、

マイキー

やっぱりか笑笑

武道

“やっぱり”……?

武道

え…

武道

どういうことッスか?!

マイキー

いや、なんとなくそうなのかなーって思って聞いただけ

マイキー

そしたら、やっぱり当たってた笑

マイキー

タケミっちは顔に出すぎ笑

武道

エェ…(初耳なんだけど…)

武道

えっ?!てか、なんでマイキーくんがタイムリープのこと知ってるんスかッ?!

マイキー

ヒナちゃんから全部聞いた

マイキー

タケミっち、オレは大丈夫だし、

マイキー

別に永遠の別れじゃないんだからさ、

マイキー

そんな難しい顔すんなって笑笑

マイキー

そんな顔、タケミっちには似合わないしな笑笑

マイキー

“また未来で会おう!”

マイキー

タケミっち!

武道

はい!

そうやって俺らは、かたく握手を交わした

武道

ここ、久しぶりに来たなぁ…

武道

東卍が解散して以来か…

マイキーくんと握手をし、俺は無事に未来へと戻った俺は、武蔵神社を訪れていた。

武道

…………はは

武道

結局、また同じか。

他の皆はいるのにやっぱり君だけがどこにもいなかった

前のタイムリープのときと同じで、君は一人で抱え込もうとする

マイキーくんはまた俺らの前から姿を消した

武道

マイキーくん…君は今、

元気でいますか。

武道

ご飯はちゃんと食べてるかな…?

武道

たい焼きばっか食べてそうだなぁ笑

笑顔は枯れてませんか。

武道

ちゃんと昔みたいに笑えてる…?

他の誰かを深く深く、愛せていますか。

武道

君の周りには君を気にかけてくれてる人がたくさんいるよ

武道

君はひとりじゃないんだよ…

ずっと一緒にいると決めたのに、未来に帰ると、オレはマイキーくんの隣にいなかった。

武道

また俺は守られたんだね…

武道

君のためなら、地獄にだってついていくのにな…ボソ

でも、優しい君はきっとそれを許してはくれない

前と同じで、君はテレビの向こう側にいた。もう手を伸ばしても、君には決して届かない…

武道

それでも……

武道

それでも、君を救ってみせるよ

武道

俺は絶対君を見捨てないッ!

武道

だから、

武道

約束、ちゃんと果たさせてね!

武道

マイキーくん!

マイキーくんが今どこにいるかなんてわからないけれど、俺は夕焼け空を見上げ、そう叫んだ。近所の子供たち数人が、突然叫びだした大人を見て、笑ってたけど、他人にどう見られてるかは今の俺にはどうでもよかった。いつかもう一度、いつか君と見たあの美しい空を見られる日を願って、俺は沈みかけた黄金の太陽に手をのばした。

マイキー

タケミっち……ボソ

マイキー

どうしてるのかなぁ……ボソ

ずっとタケミっちのことが好きだった…

本当なら、ずっとそばにいてほしかった。でも、隣でオレに笑いかけてくれるタケミっちを見てると、どうしてもタケミっちの居場所はここじゃないんだと思ってしまった。 好きだからこそ、離れたい……そんな矛盾した思いが日に日に大きくなっていった。いつか自分が自分でなくなって、タケミっちを傷つけてしまう日が訪れる気がして怖かった。

大切な人を傷つけてしまうくらいなら、きっと孤独のほうが耐えられる。

マイキー

(だから、…)

春千夜

マイキー?

春千夜

どうかしましたか…?

マイキー

マイキー

(そうだ…オレには今コイツらがいる…)

マイキー

いや、なんでもない

マイキー

(もうオレは独りじゃない…だから、オレのことは心配しなくていい…)

マイキー

(だから、ちゃんと幸せになってね…タケミっち)

ずっと来るはずない君との日を願ったこと

鍵かけて。

この作品はいかがでしたか?

279

コメント

11

ユーザー

悲し(´;ω;`)

ユーザー

ヤバ、泣けてくる、

ユーザー

リクエストです 三ツ武で☆☆☆ドッキリ☆☆☆は、ただ声一つでお願いしますm(_ _)m

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