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呪術廻戦｢最恐の中学生｣

第4話 - 第3話採寸と対面

110

2025年09月06日

#呪術廻戦

#呪術廻戦夢小説

#二次創作

あめ

あめ(主)

前と同じ部屋だよ〜。背景変わってるけどお気になさらず〜。

五条悟

でさ〜桜。

五条悟

今日1年ズに桜を転校生として紹介しようと思ってるんだけどさ〜。

五条悟

流石にその格好じゃ浮くから先に制服合わせね！

あめ(主)

ちなみに今の桜の服装は黒いパーカーに黒いズボンだよ〜。

早乙女桜

別に良いけど……。

早乙女桜

……そんな浮く？

五条悟

めっちゃ浮く。

五条悟

黒パーカー×黒ズボンは｢呪詛師の私服｣にしか見えない。

早乙女桜

……着やすくて動きやすいのに……。

大蛇

……確かに主の装いは、誤解を招きかねん。

大蛇

高専における｢人間関係｣とやらに波風が立つやもしれぬ。

早乙女桜

ふ〜ん、まぁ……制服くらいなら、別に。

早乙女桜

……変なやつじゃなければいいんだけど。

五条悟

安心しな。高専の制服、スカートかズボンか選べるんだけど……。

五条悟

……まぁ採寸の時に色々試せるから！今日はいっぱい着せちゃお〜。

早乙女桜

……先生が1番｢浮いてる｣自覚ある？

大蛇

……同意する。｢己を写す鏡｣を持たぬ者こそ、最も厄介なり。

五条悟

ちょっと酷くない！？先生朝から傷つく〜！

五条悟

……ま、いっか。

プリンを食べ終わり、立ち上がった五条が言う。

五条悟

じゃ制服合わせ行くよー！

五条悟

転校生デビュー、ビシッと決めちゃお！

早乙女桜

……はいはい。

早乙女桜

ほんとに朝から元気だな、この人。

そう言って部屋を後にする桜達。

部屋を出る時、桜の首元のペンダントが小さく揺れた。

廊下を歩いていく。

早乙女桜

……あ。中学校、どうしよ……。

あめ(主)

桜はあんまり行ってないとはいえ、普通に中学校入ってるからね！

五条悟

あ〜、それは気にしないで大丈夫！

五条悟

高専はね、｢そういうの｣全部こっちでなんとか出来るからさ〜。

五条悟

……書類上は、ちゃんと｢転校｣扱いにしとくよ。

早乙女桜

え……そんなことできんの？

五条悟

できる！呪術界の力、舐めんなよ〜？

五条悟

それに……君のやってることは｢ちゃんとした理由｣があるんだからさ。

大蛇

……俗世の縛りなど、いずれ主にとっては些細なこととなろう。

大蛇

歩む道が変わったなら、名簿の1つも変わるものよ。

早乙女桜

……何気に抜け目無いな。

早乙女桜

ま、助かるけど。

五条悟

でしょ？そーいうの含めて、もう｢こっちの人間｣ってことさ。

ほんの少しだけ嬉しそうに桜が言う。

早乙女桜

……そっか。

五条悟

……さ、ここだよ〜。採寸とかする部屋ね。

五条悟

ちゃ〜んと頼んどいたから、上手くやってくれる人もう中にいるよ〜ん。

そう言って五条がノックすると、中から落ち着いた女性の声が聞こえてくる。

早乙女桜

……(こっちはちゃんとノックするんだ……)

？？？

……あぁ、入っていいよ。準備は出来てる。

そう言って五条が扉を開け、中に入る桜達。

あめ(主)

いい感じの背景無かったので保険室っぽい場所になりました！！めんご！！

中は想像以上に整っており、鏡付きの試着ブースと、サイズごとの制服がずらりと並ぶ。裾直し用の裁縫セットや、生地の見本なんかも置いてある。

中には1人の落ち着いた中年女性が椅子に座っていた。

五条悟

この人が相模(さがみ)さん。

早乙女桜

……よろしく、お願いします……。

早乙女桜

(なんか凄い静かな雰囲気の人……)

相模さん

あなたが……新入生ね。

相模さん

中学生とは驚きだわ……。

目を細めて桜を見る。

相模さん

……ふむ、細身だけど肩の可動域が広い……動きやすさ重視かしら。

桜がちょっとたじろぐ。

早乙女桜

……なんか、凄い見られてる……。

五条悟

心配しなくて大丈夫〜。この人ね、戦闘補助服とか呪術服も手掛けてるベテランの人なんだよ。

五条悟

……まじでプロだから。

相模さん

安心しなさい、私は服にしか興味無いわ。

相模さん

君の｢動き｣を見て、最適な裁断と生地を選ぶ。それだけの事よ。

大蛇

……妙に呪力の通りが良さそうな空間だな。

大蛇

服のことだけではない匂いを感じるぞ、主。

五条悟

ま〜ま〜、ここ呪術服の試験室でもあるからさ〜。ちょっとは気配もあるよね。

五条悟

ほらほら桜、さっそく測って貰って〜。後で試着もね！

早乙女桜

……じゃ、出てって。おっさんに見られながら着替えたくないし。

五条悟

へいへい、了解〜。……って、大蛇クンは〜？そっちはセーフなの〜？

早乙女桜

大蛇は別。というか気にした事無い。

大蛇

我に｢性｣という概念は無い。ただ、主の傍に在る｢意思｣――それが全てだ。

五条悟

へぇ〜。なんか深いこと言うねぇ、君。

大蛇

｢主を護る者｣として形を成しておるが、望まれれば姿などいかようにも変えよう。

早乙女桜

変えなくていいから。てかそんなこと言ったら、また先生が変なこと言い出すでしょ。

五条悟

あはは〜バレてる〜。……じゃ、終わったら呼んでね〜桜ちゃん！

そう言って五条は部屋を出て行く。

早乙女桜

(ちゃん付けやめろやゴルァ)

相模さん

じゃ、始めるわよ。

相模さん

服と靴脱いで、そこに立って。

桜は言われた通りに服を脱ぎ、静かに台の上に立つ。大蛇は少し離れた場所でトグロを巻き、寝ているようで周りを見張っている様だ。

あめ(主)

あ、ちなみに桜の身長は152.5cm、体重は43kgだよ〜。軽いね〜。

相模は手際よく、身長やウエスト、肩幅などを測っていく。

早乙女桜

……こういうの、やっぱ慣れないですね……。

相模さん

皆そうよ、すぐ終わるから。

大蛇

主の形は、こうして初めて｢衣｣となる。必要な儀よ。

採寸が終わると、相模は桜に服を着る事を促し、幾つか制服を取ってくる。

相模さん

この中だったら、どれが良い？

早乙女桜

……じゃあ、これでお願いします。動きやすそう。

あめ(主)

桜が選んだのは真希さんみたいなやつだよ〜。

相模さん

分かった。

相模さん

制服、仕上がるの放課後になる。だから、今日は仮の制服を着て貰うわ。

相模さん

……でもごめんね、あなたの体格に合うものが手元に無くて。大きめのサイズになるわ。

早乙女桜

……大きめですか……。しょうがないですもんね、分かりました。

早乙女桜

着られないよりマシですし。

大蛇

主の器に、他の衣が馴染むか否か。試練の1つと心得よ。

大蛇

……袖をどこかに引っ掛けぬよう、我が注意せねばあるまいな。

相模さん

んじゃ、ツーサイズくらい大きいけど、これ着てちょうだい。

早乙女桜

……ツーサイズ！？

そう言いながらも出された服を着る桜。

早乙女桜

……いや、でか……。

その時、部屋の外から声が聞こえてくる。

五条悟

お〜い、そろそろ終わった〜？制服姿、見たーい！

早乙女桜

……子どもか、あんたは。

桜が｢やれやれ……｣といった様子でドアを開ける。

五条悟

……お〜！かわいいじゃん！……てか、でっか！ブッカブカじゃん！！

早乙女桜

……サイズ合ってないだけだろ。

五条悟

それがまた良いんだよね〜。

早乙女桜

仕立て終わるの放課後だから、これは仮だってさ〜。

大蛇

見る者の目線が騒がしすぎて、主が霞む。

五条悟

えー、それ褒めてる？皮肉ってる？どっち〜？

早乙女桜

……もう、行こ……。

あめ(主)

あ、ちなみにだけど現在時刻は9時だよ！もう授業はじまってるね！！

五条悟

そだね〜。もう授業始まっちゃってるだろうし。

早乙女桜

……(え？遅刻じゃん……)

五条悟

相模、ありがとね〜。また放課後取りに来るから。

相模さん

分かったわよ。それより、早く授業行ったらどうなの。

五条悟

へいへい〜。じゃ、行こ！

そう言って歩き出す五条に、桜と大蛇はついて行く。

教室の前に着いた桜達。中からは微かに声が聞こえてくる。

五条悟

着いたよ〜。……まぁ、10分遅れ位は誤差ってことで。

早乙女桜

……(やっぱろくでもねぇ……)

五条悟

桜、僕が合図したら入ってきてね〜。バッチリ決めちゃってよ、転校生デビュー！！

早乙女桜

……緊張するんだけど。

大蛇

主よ、胸を張れ。お前が歩む場は、もはや恐れの地では無い。

早乙女桜

……フォローしてくれてるのか、それ(苦笑)。

そうして五条はノックもせず、教室の扉をガラッと開けた。

五条悟

おっはよ〜みんな〜。ちょっと遅れちゃった☆

虎杖悠仁

先生おはよーございます！

伏黒恵

……何回遅刻するんですか、あなたは……。

釘崎野薔薇

……いつも通りね。

五条悟

やっぱ僕の味方はゆーじだけだよ〜。

五条悟

……ま、そんなことは置いといて。

五条悟

今日はね、ビッグニュースがあるのよ。

五条悟

実は今日からこのクラスに〜……転校生が来ます！！

釘崎野薔薇

え、めずらし……。

虎杖悠仁

あ〜、朝言ってた子か！

伏黒恵

……厄介なやつじゃなきゃ良いんだが……。

五条悟

では〜、どうぞっ！

早乙女桜

……大蛇、行くよ。

ブカブカの制服のまま教室に入る桜と大蛇。無言のまま教壇まで進む。

早乙女桜

……(3人！？これ1クラスだよね！？すっくな！！！)

虎杖悠仁

うわっ、ヘビかっけぇ！！

伏黒恵

……ヘビ……式神か何かか？

釘崎野薔薇

小さい子ね〜。……あとなんで制服ブッカブカ……。

早乙女桜

(大蛇気になるよね〜。というかやっぱ見えるんだ。)

早乙女桜

……早乙女桜です。こっちは相棒の大蛇(おろち)。

大蛇

……妙なる空気、だな。どこか騒がしい。

虎杖悠仁

うぉっ、喋った！？

釘崎野薔薇

虎杖、あんた反応がいちいちうるさい。

五条悟

ま〜、詳しい話は追い追いってことで！桜ちゃん、今日からよろしくね〜！

早乙女桜

……よろしくお願いします！

五条悟

じゃ、折角だし先輩たちにも自己紹介してもらおっか〜。

釘崎野薔薇

……は？あたしらが？

虎杖悠仁

あと｢先輩｣って……。同い年じゃないんスか？

五条悟

あ〜、言い忘れてたね〜。桜は中学2年生、13歳だよ〜。

虎杖悠仁

年下っ！！中2で高専って……。

五条悟

ま、細かいことは置いといてさ〜。

五条悟

新しい仲間ができたんだから、仲良くしてこ〜ね〜？

虎杖悠仁

あ、俺は虎杖悠仁！よろしくね！なんか困ったことあったら言ってよ！

早乙女桜

(少しキョトンとしながら)……よろしくです……。

大蛇

……元気な男だな。主と正反対かもしれぬな。

伏黒恵

伏黒恵。よろしく。……それだけだ。

早乙女桜

……よろしくお願いします……。(1番まともそうだな……)

大蛇

(伏黒をジッと見ながら)……目の奥に静き猛りを宿しておるな、あやつ。

釘崎野薔薇

釘崎野薔薇。まあ、よろしくしてあげるわ。

虎杖悠仁

なにその上から目線〜。

釘崎野薔薇

は？

早乙女桜

(クスッと笑って)……なんか、元気そうな人達だな……。

大蛇

……騒がしきこと、春雷の如し。だが、嫌いではない。

五条悟

うんうん、いい感じじゃ〜ん！これは楽しくなりそうだね、桜ちゃん！

早乙女桜

……かもね。あとちゃん付けやめろ。キモい。

五条がショックを受けたふりで胸を押さえながら言う

五条悟

ひどいっ！？先生、わりと傷ついたかも〜〜！！

早乙女桜

うそつけ。

大蛇

……主よ、容赦なき突き放し。見事なり。

釘崎野薔薇

(クスクス笑いながら)アンタ、面白いわね〜。

五条がどこからか机と椅子を取り出す。

五条悟

桜ちゃ〜ん。……あ、ちゃん付けダメなんだって？

早乙女桜

(睨)

五条悟

はいはい、桜サン。席どこが良い〜？空いてるとこ好きに選んで〜！

釘崎の隣まで移動して言う。

早乙女桜

……んじゃ、ここで。

釘崎野薔薇

あら、隣、来るんだ。

早乙女桜

先生、机と椅子持ってきて。

五条悟

……人使い荒いな〜。

文句を言いながらも運んでくれる五条。

早乙女桜

……先輩、なんか良さげな人だったから。

釘崎野薔薇

へぇ〜？嬉しいこと言ってくれんじゃん。よろしく。

早乙女桜

(少し笑って)……はい！

大蛇

……我も同感だ。彼女は、強き香りを持っている。

虎杖悠仁

俺の隣も空いてたのに〜！くぅ〜〜〜、惜しいっ！！

伏黒恵

……うるさい。

あめ(主)

ちなみに
黒板
五条
教壇

虎杖伏黒釘崎桜
みたいな感じ！

桜が席につく。

釘崎野薔薇

……ねぇ、なんでそんな制服ブッカブカなの？

早乙女桜

……あ、これですか？朝採寸してきたばっかで、仕上がるの放課後らしくて……。

早乙女桜

これは借りてるやつなんですけど、私に合うサイズがなくて……。

釘崎野薔薇

……へぇ〜。アンタちっさいもんね。

五条悟

……桜、先輩には敬語なのになんで先生にはタメなの？

早乙女桜

(五条)先生に敬語使うとかありえない。

釘崎野薔薇

あっはは！やっぱ桜アンタ最高だわ！

伏黒恵

……先生にそこまで言える人、真希さんくらいしか居ないと思ってた。

早乙女桜

真希さん？って誰ですか？

虎杖悠仁

2年生の超かっけぇ先輩！

五条悟

ま、後で挨拶しに行けばいいよ〜。

五条悟

あ、そういえば忘れてた〜。ほい、これ学生証。

そう言って五条は桜に学生証を渡し、桜はそれをまじまじと眺める。

早乙女桜

……いつ私の顔写真撮ったんだよ……。

早乙女桜

……ん？この顔写真の左上の｢特｣って字、なに？

1年ズ(虎杖･伏黒･釘崎)

｢｢｢………え？｣｣｣

あめ(主)

第3話終わり〜！！

あめ(主)

や〜っぱ長くなるんだよなぁ……。

あめ(主)

私シーンの短縮とか苦手なので、そこは許してください……。

あめ(主)

だって桜と五条先生会ってからまだ2日目だよ！？自分でもびっくりだよ！！

あめ(主)

……さて、呪術廻戦見てる人なら分かるかもですけど……。

あめ(主)

｢特｣の字。まぁ1年ズは驚きでしょうね！

早乙女桜

だからあれなんなの？

五条悟

それは次説明するよ〜。

あめ(主)

もしかしたら次の話、技の披露までいくかもです！

あめ(主)

まぁどの道まじ長くなると思うんで！！めんご！！

あめ(主)

あ、あと1つ注意なんですけど、

あめ(主)

もし技の披露までいった場合、五条先生が溺愛モードになります……。

五条悟

え、俺！？

五条悟

なんで！？

あめ(主)

苦手な方いたらすみません……。

あめ(主)

あ、あと、皆さんたくさんハートありがとうございます！！

あめ(主)

とてもとても喜んでおります( ⑉>ᴗ<⑉)ﾍﾍｯ

あめ(主)

他の話とかも書こうと思ってるので、リクエストとかあればどんどん言ってくださいね！

あめ(主)

それでは、また次お会いしましょ！ばいば〜い！！

五条悟

グッバイ！

早乙女桜

じゃね〜。

呪術廻戦｢最恐の中学生｣

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悟さんの弱愛モード見てみたいです！

あめ

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