あなたSide
晶哉が家から出ていった……
なんで……
なんで……
なんでキスなんかしたの……?
覚えてないんじゃないの……?
あなた
そんな私の前に
キーホルダーが落ちていた
あなた
そこには……
私と写っている写真入りの キーホルダーだった
あなた
その時……
私は、後悔した……
なんで、私は知らないフリをしたのか……
なんで 晶哉に言わなかったのだろうと……
私は……
外まで見に行ったけど居なかった……
近くを回っても……
晶哉の姿は見えなかった
雨が降ってきた……
私は探したかったが……
諦め……
家に帰った
私は家に入るなり……
膝をついた……
あなた
あなた