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アイスクリームが溶けた

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アイスクリームが溶けた

1 - アイスクリームが溶けた

♥

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2020年06月10日

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裕也

はぁ...

裕也は自室のベッドに腰掛け 深くため息をついた

手には携帯が握られている

裕也

なんて話しかければいいんだろう...

あの夜の出来事から裕也は中々凛へ 連絡を取れずにいた。

裕也

あいつ自分から連絡取らねえからな...

からだを重ねたあの夜から裕也は 凛が好きなのだと自覚した

もっと色んな顔が見たい。

あの日の凛の表情を思い出し 裕也は衝動にかられる

ベルトを外し 立派になった自分のモノを握る。

あの夜から凛の表情を思い出してから バカみたいに抜きまくってる

裕也

はぁ...

抜いた後酷い罪悪感に襲われる

もう傷つけたくない。

そう思っていたら自然と 凛を避けるようになってしまった。

裕也

めずらし

凛から連絡を取ることは中々無い

少し不安になりながらも返事をして 支度をする

時計の針はまだ5を指している。 今日は早めに仕事が終わったのだろうか

ちょっとの期待と不安を抱え 裕也は家を出た

ピンポーン

はーい

いらっしゃい

裕也

あれ

裕也は違和感を感じた。

つんとする酒の匂いが凛を包んでいる そして頬にはあどけないピンクが

裕也

酔っ払ってる??

大丈夫大丈夫

ちょっとしか飲んでないから

裕也

ちょっと所じゃねーよこれ!!

リビングのテーブルの上は 食べ散らかしたおつまみと空き缶で 埋め尽くされていた

裕也にとっては週末に 呑むぐらいの量だった

けれど凛は酒が弱い。 いきなりこんな飲んで大丈夫 なんだろうか??

裕也

はい、これ飲んで

ありがと

コップに水を注いで凛に渡す

水を飲み干した凛の口から 驚きの言葉が 出てきた

抱いて欲しい

裕也

へ??

なんて言ったのか理解出来なく聞き返す

だから、抱いて欲しい

裕也

裕也

馬鹿言うな、酔っ払いすぎだぞ。

本気だから。

すると凛は泣き出した

裕也

おい、ホントどうしたんだよ。

ずっと寂しかった

凛は泣きながら言葉を続ける

この1週間連絡も何もなくて、

遊び、だった、んじゃないかとか、

酔っ払った、勢い、だった、んじゃないかと、か

あの夜から、ずっと、裕也、の顔、が頭から離れ、なくて

おれ、裕也の、事が、好きになっ、ちゃったみ、たい

ごめんね、

裕也

なんで謝るんだよ。

困らせてごめん、

凛は下を向いてしまった。

裕也

そんな事ないよ

凛を強く抱きしめる

裕也

俺も凛のことが好きだ。

凛は驚いた表情で俺の事を見る。

裕也

最初は魔が差して
からかったつもりだった。

裕也

けれど凛の色んな表情が見たくなって。

裕也

気づいたら凛のことばっか考えてた。

裕也

寂しくさせてごめん。

凛から嗚咽が漏れる。

しばらく背中を撫でてやると 少し落ち着いたようだ

凛は目尻に大粒の涙をうかべ 今度は裕也の目を見て言った。

抱いて

ブチッ

何かが切れる音がした

裕也

あんま煽ってると痛い目見るぞ

お互い熱いキスを交わす。

あの時は受け身だったのに なんだか今日は積極的だ。

凛は大きくなった裕也のモノを咥える

凛は割れ目へと舌を絡ませる。

裕也が唸ると凛は満足そうに フフっと笑った

時刻は真夜中の12時 ぶっ通しで4回もしてしまった

裕也

大丈夫?

いててて、

凛は腰をさすりながら言った。 声には疲れが出ているが なんだか嬉しそうだ

4回もやるとかどんだけ...

裕也

うるせw

顔を見合せ爆笑する。 なんだか面白い

こんなに笑った凛を見るのは初めてだ。

今隣にいる君は幸せなのだろうか。

幸せ

裕也

え?

君はフフっと笑う。 心を読まれた気持ちでバツが悪くなる

俺男だけど本当に大丈夫なの?

凛が真面目な顔で聞く

裕也

ダメだったら抱いてねぇよ

そっか

君はプッと吹き出した

裕也

笑った顔の方が絶対いいよ。

そう?

ありがと

君は照れくさそうに顔を赤らめる

自分の言葉でコロコロ 変わるようになった 凛の表情を見て裕也は優越感に浸る

こんな表情誰にも見せたくない。

うぉい!何すんだよ!

凛の顔に付いてた白いアイスクリームを ペロっと舐める。

裕也

うわまず...

ばっかじゃねぇの

また2人で顔を見合わせて笑う

男なんて初めてで不安だけれど

きっと2人でならやっていける。

もう大丈夫

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