タイプは何か?
そんなの好きになった奴がタイプだろ
まぁ、強いて言うのなら
価値観が合って
自分の考え方ができて
お互いのプラスになって
綺麗で
あわよくば胸も大きくて
身体の相性も良い
そんな女がいい。
それが俺の理想。
それが俺だろ。
なぁ。
でも
俺の脳裏にいつもチラつくのは
いつもお前なんだよ。
❤️
あの日お前は静かにそう言った。
お前が言わんとしていることは
案外すぐ理解した。
なんとなく
わかってたからさ。
お前は戸籍上女に括られるが
心はずっと
男だったんだろ。
💗
なんて言ってやるのが
お前を救えるのか分かんなくてさ
ごめん
あの時そっけなかったよな。
それでもお前は笑ってたよな
ほんと
すげぇよ。
それからお前は
間違った身体を
お前の心に近づけようとした。
お前には色んな苦労があっての
決断だったんだろうな。
でもさ、俺
お前のその行為に
何も思わなかったんだよ。
つまり何が言いたいかっていうとさ
お前がどんな姿になろうと
俺はお前が好きなんだ。
残酷な話だろ?
お前はぜんっぜんタイプじゃなくて
理想の女でもない。
全てが
根本から
違うはずなのに
なんで俺は想ってしまったんだろう。
お前が本当の自分を教えてくれても
お前の身体が変わってしまっても
俺の想いは消えることがなかった。
皮肉なことに
どんどん膨れ上がっていくんだ。
お前の心に何が秘められていようと
姿が変わってしまおうと
俺にとって
❤️は❤️なんだ。
俺が好きな❤️なんだよ。
何度もこの思いを
消そうとした。
過去の女の話を語って
自分の恋愛観を語って
周りの奴らにマウントとって
これが俺だ、
これが本当の俺なんだよ、
俺のあるべき姿なんだって
何度も何度も何度も何度も何度も
自分に言い聞かせた。
だめだったよ。
お前が笑うと幸せで
お前が泣くと抱きしめてあげたくて
お前が側にいないと苦しいんだ。
男とか女とか何も関係なくて
❤️っていう人間が好きなんだ。
俺は
絶対に叶わない恋をした。
お前が俺を好きになることはないから
❤️
屈託のない笑顔を俺にむけてくる。
お前は俺の心の中なんてさ
これっぽっちも知らねぇんだろうな。
ほんとムカつく奴だよな。
なぁ、神様ってのがいるならさ
この想いは絶対に告げないから
こいつが死ぬその瞬間まで
こいつの側にいさせてください。
そしてどうか
来世では
こいつも俺も
苦しみを抱えることのない
心にしてください。
💗
💗
❤️
❤️
💗
💗
❤️
💗
❤️
💗
❤️
❤️
❤️
❤️
❤️
おわり
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