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俺は,転校生だから 挨拶をするように言われた

転校は初めてで, 緊張したが,運良くらんも一緒だった為

そこまで,緊張はしなかった

らん

ーーーーーー。

らん

次いるま(ボソッ

いるま

おう(ボソッ

いるま

転校してきました。紫苑いるまです。何卒よろしくお願いいたします。

なつ

ッッ……!!

いるま

……?ニコッ

挨拶をすると名前も知らない クラスメイトがいきなり

顔を顰める, なので何かをしたかと思い笑うと

引きつった顔を真っ赤に染めた

席に座ろうとすると 隣からブツブツと声が聞こえる

なつ

あぁぁぁ……もう……

どうしてそんなに落ち込んでいるのか 分からなかった

恐る恐る声を掛けてみたら

いるま

?こ,こんにちは

なつ

ひゃいッ!!ななな何でしょうかッッ!?

すち

暇ちゃんw,動揺し過ぎw

みこと

そうだよ~!!

??こいつらは誰なんだろうか

すち

俺の名前はすち!翠川すちだよ~

みこと

俺は王黈みこと!!

スイカ頭に天然野郎の名前…

そんなことより,隣の奴の名前が知りたかった

なつ

俺は,赫暇なつ

なつ

よろしくなニコッ

いるま

ッッ……!?///

らん

おやおや~?いるまさ~ん?

いるま

うるっせぇ///

どうやら俺は 隣の席のクラスメイトに

一目惚れしたらしい

体育祭,俺らのクラスの 勝利に終わった

この後,6人で打ち上げに 行く予定だ

だけどその前に俺はやることがあった

いるま

……なぁ,なつ

なつ

ん?何?

いるま

この後屋上に来てくれないか??

なつ

!!おう……

戸惑いながらも彼は承知 してくれた

いるま

……(トコトコ

なつ

……(トコトコ

無言で屋上へと向かう

正直気まずかったが, それ以上に緊張が上回った

いるま

ッッ……ハァ……

いるま

……なつ

俺がそう彼の名を呼ぶと 驚きと怯えが混じったような表情に変える

なつ

な…何……?(フルフル…

ごめん,怯えさせるつもりは無いんだ

いるま

俺と付き合ってくださいッ!!

よく見る告白のポーズでセリフを言う

心配のあまり目を瞑っていたがあまりにも 反応が無いため少し目を開けてみると

なつ

(ポロポロ

……無言で泣いているなつが居た

いるま

ご,ごめん…そんなに嫌だった……?

いるま

今日の事は忘れて……

嗚呼,やってしまった

そうだよな,まだ同性愛が認められていない 世界で期待なんかして

なつ

うう''ん……ニコッ(ポロポロ

なつ

俺もッ''そう思ってたからッ(ポロポロ

いるま

えッ……じゃあッ(ポロッ

なつ

こちらこそ,よろしくニコッ(ポロポロッ

いるま

ッッ!!

良かった… 安堵と嬉しさで倒れそうだ

いるま

(ギューッ

なつ

(////〜/////).。oஇ

いるま

可愛い~♡(ナデナデ

なつ

俺は可愛いんじゃなくてカッコイイの!!///

いるま

照れてる癖に~w

なつ

うるさいッ!!///

いるま

さ,行こ

いるま

らん達が待ってる

なつ

うん…!!

いるま

(トコトコ

なつ

……(ギュ

……え,手繋いできたんだけど

いるま

ッッ~!!(ギューッ

なつ

!!へへ///

打ち上げも終わり,帰り道

コツコツコツと2人だけの足音が 静寂な夜に響く

いるま

なぁ,なつ

なつ

ん~?

いるま

今度の日曜日さ,どっか買い物に行かね?

なつ

日曜日??いいよ

なつ

あ,その後,俺ん家来れる…??

いるま

いいけど……

なつ

俺さ,親が過保護だから付き合っていることを話さないといけないんだよねw

いるま

あ~,なるほど……

いるま

あ,俺家ここだから!!

なつ

んじゃ,また明日ニコッ

いるま

おう,またな

時が進み,日曜日

集合の時間になっているが まだ彼は来ない

不安が立ち上るが 言うて5分だ

少し遅れているのだろう

そんなことを悶々と 考えていると

息を切らして走ってくる 彼の姿が目に入った

なつ

ハァハァッ…ご,ごめんッ……

いるま

ううん,大丈夫

いるま

んじゃ,行こ

なつ

おう!!

くだらないことを話しながら 目的地へと向かう

彼といる時間がとても幸せで つい微笑んでしまう

彼もニコニコしており 可愛らしい

そんな事を思っていると 彼がキラキラと目を光らせた

彼の視線の向こうには クレープ屋があり

いるま

クレープ食べたいのか?

と尋ねると 照れながら

なつ

ッッ…うんッ///

いるま

そっか…じゃ,行こ

クレープ屋に着くと なつはキラキラと目を輝かして メニューをじっくりと見ていた

なつ

俺ッ!!これ!!✨️

ひとつのクレープのメニューを 指さす

いるま

ん,じゃ俺はこれ~

なつ

分かった,買ってくる~

トコトコと会計へと向かう君を 引き止める

いるま

いや,俺が払うよ??

なつ

いやッ……でも……

いるま

ん~ん,い~の(ニコッ

なつ

分かった……

嫌がりながらも 承諾してくれる

俺はなつのクレープと自分が食べたい クレープのメニューを注文する

店員は『了解です』とだけいい,厨房へと 消えていく

しばらく経つとクレープを持ってきて 渡してくれる

それを受け取り彼の元へと向かう

彼はキラキラと目を輝かし, クレープと俺を交互に見ながら

いるま

ほい,これ頼んでたやつ(スッ

なつ

あんがと( *´꒳`*)

なつ

いただきま~す…(ボソッ

小さく小声で礼儀良く食べ始める

その小さな口でモグモグと食べ始める君を 見ながら食べていたら

彼の口にクリームが 付いている事に気づく

いるま

付いてるよ…(ペロッ

そう言って舐めとると彼は 顔を真っ赤にして

なつ

ありがと…////(ボソッ

小さくそう呟いた

そんな彼を守ってあげたい,そう もう一度思った瞬間だった

クレープを食べ終え, 目的地へと着く

いるま

ここ,俺が来たかった所

なつ

ほぇ~……(キョロキョロ

ここはアクセサリー屋 ある目的でここへと2人で来たかったんだ

いるま

ん~と……どこだったけな~??(キョロキョロ

なつ

ん~??

いるま

おっ,合った!!

なつ

どれ??(ヒョコッ

ヒョコッと顔を隙間から覗かせる

視線の先にはひとつのイヤリング

いるま

これさ,2人で分けて使わねぇ??

そう,彼に提案する 昔から好きな人と 付き合えたらやってみたかったのだ

なつ

い~よ!!俺もこういうのやってみたかったし!!

笑顔で答えてくれる

なつ

俺が右側が良い!!

いるま

りょ~かい,買ってくるわ~

なつ

分かった~

ご機嫌よく会計へと向かう お釣りとかを貰い,彼の元へ行く

いるま

んじゃ,早速着けよ??

なつ

ん,(スッ

キラキラと光るお揃いのイヤリング

いるま

じゃッ,これからは学校にも付けてこいよ~w??(ニヤニヤ

なつ

ちょッ!?バレるんじゃッ///

いるま

もうバラしているからいいだろ??別に

なつ

いやッ…でも……//

いるま

ダメッ??(ウルウル(上目遣い)

なつ

いやッ……いいけど……//

彼が俺の上目遣いに弱いことは 知っている

これで,学校でもイチャイチャ出来る

そんなことを考えながら この幸せの時間を噛み締めた

これから最悪な事が 起きるとは知らずに……

付き合ってからちょうど1ヶ月

いきなりなつに屋上に呼び出された

俺は何かしてしまったのかと思い 心を震わせる

時は待ってはくれず その時は来た

いるま

な,なつ…??

なつ

…………

彼は俯いていて表情は読み取れない

不安の気持ちを募らせながら 彼が口を開くのを待つ

そうしたら,彼が発した言葉は

なつ

ッ……別れよッ……(ポロポロッ

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