こんぱる
!注意!
BL/nmmn/irxs様 です 青桃/白水/黒赤 R表現ときどきあります 暴力表現ときどきあります 学生パロ(同級生設定) 必ずしも、毎回全てのペアが登場する訳ではないですし、この注意書きの項目全てが起きる訳ではありません。 この連載を通して起こる事として、捉えてください。 ご本人様には一切関係ありません です!苦手な方は閲覧を控えてください!
こんぱる
こんぱる
りうちゃんに連れられて空き教室に入る
水
そこには先生なんていなくて、初兎ちゃんと、いふくんが待っていた
水
聞こうとすると、りうちゃんは教室の奥の方に、まるで避難するように行ってしまった
白
水
懐かしい彼の声
少し寂しそうな表情
僕と同じくらいの背の高さ
綺麗な薄紫色の髪
全てがあの頃のままだった
水
白
水
白
水
水
言おうとした、そのとき
桃
水
ないちゃんの叫び声
どうしたのか、とそちらに向かおうとすると
白
ぎゅっ…
初兎ちゃんに後ろから手を掴まれた
水
白
白
水
そう言っている間も、ないちゃんの罵声は止まらなかった
ついには、りうちゃんも出ていった教室
自分を責めるいふくん
優しく声をかけるアニキ
白
いふくんにあったかい言葉をかける初兎ちゃん
大切な友達に怒っている初兎ちゃんは久しぶりに見た
水
水
白
今にも泣きそうな初兎ちゃん
悪いのは僕の方なんだよ…
水
白
驚いた表情の初兎ちゃんと目が合う
水
水
水
白
水
水
水
初兎ちゃんはとても辛そうな表情だった
白
白
水
水
水
白
白
白
水
恋愛とか関係なくても、初兎ちゃんからの “大好き” はやっぱり好きだ
水
水
自然と涙が溢れてくる
初兎ちゃんからしたら今更迷惑かもしれない
でも…もう止まらないんだ
水
白
白
水
水
水
白
水
水
水
水
相変わらず頬を伝うものはあるけれど、笑顔で話す
言ってる事は本心だから
初兎ちゃんには、もう僕のことで苦しまないでほしいから
初兎ちゃんには幸せになってほしいから
白
白
ぎゅう
水
いきなり抱きしめられる
水
白
白
白
水
顔を埋められた肩が湿っていくのが分かる
白
白
白
白
水
水
離れないでほしくて、袖をぎゅっと掴み頭を初兎ちゃんの肩に乗せ返す
水
水
水
水
水
水
水
水
白
白
白
水
白
白
水
白
その場に崩れ落ちてしまった初兎ちゃん
僕もしゃがんで目線を合わせる
水
水
優しく微笑みかける
白
白
水
きっとこれは僕がついた一つの嘘から生まれた誤解
だから、僕のせいで余計に苦しむことになってしまった初兎ちゃんには、申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ
でも、同じくらい、いやそれ以上に初兎ちゃんが大好きで離れたくない
だから、これからは初兎ちゃんには素直に全部話すんだ
何があっても大丈夫
2人で乗り越えていく
そう誓った
白
水
白
水
初兎ちゃんは僕の右腕のニットを捲る
水
うち手首にある古い一本の傷痕
白
水
白
水
初兎ちゃんなりの覚悟なんだと思う
僕たちは教室の角で抱き合った
水
その後初兎ちゃんの家に行った
白
誘ってくれたのは初兎ちゃんだけど、お互いに離れたくなかった
今だって、ほら
2人でソファに座って、後ろから無言で抱きしめられてる
水
白
水
白
水
ちょっと不満そうな声を出すと、手の力が緩んだ
水
向かい合わせになるように初兎ちゃんの膝に乗る
水
白
白
白
水
白
白
白
水
水
白
水
白
明らかに赤くなった初兎ちゃんの顔を両手で挟み、ものすごいスピードで思いっきりキスをする
水
白
白
水
白
白
水
そっと瞳を閉じる
抱きしめられている腕に力がこもる
白
ちゅっ…
水
白
その日はずっとこんな事を繰り返していた
僕らは、今までの寂しさや、後悔、悲しみを埋めるように…。
一人暮らしのシングルベッドに2人向き合って抱きしめ合って、眠りについた
嘘をついて、互いに苦しんだ時間を…
終わりにしよう
Fin
こんぱる
こんぱる
こんぱる
こんぱる
こんぱる
こんぱる
こんぱる
こんぱる
コメント
2件
この物語好きすぎる...ちゃんといい話すぎるしなんにしろ尊い!