コメント
2件
nk視点
ぶるーくに連れられ リビングから離れたベランダに来た
一体何をするつもりなんだろう
ぶるーくには結局 直接話してないから、俺の気持ち なんか分からないだろうし…
トントン
br
nk
br
『なかむだけに話したいことが あるの、いいかな?』
nk
br
br
『ぼく、みんなのこと大好きなの。 でもさいきん、それとはちがう へんなかんかくがして しゃけにそうだんのってもらったの そしたら、それは恋…だったの』
nk
br
nk
背中を丸め必死に文字を書くぶるーくをただ見つめるだけ
この時間は不思議と苦ではなかった
br
『ぼく、きんときのこと すきみたい』
nk
br
nk
br
nk
nk
br
br
『でも、ぼく知っちゃって なかむが…ぼくのこと好きって』
br
nk
nk
br
nk
nk
nk
br
nk
br
ぶるーくは言葉を選んでいるのか、口をキュッと結びゆっくり書いている
僅かに飛び出た八重歯が愛おしく感じるのは、やはり未練があるからだろう
br
『ぼくがなかむを呼んだのは、 なかむのことも大好きだよ ってちゃんと伝えたくて。 なかむを傷つけたくなくて。 けっきょく傷つけちゃったかも しれないけど…』
nk
ぶるーくは相変わらず口を固く結び 自分の言葉をひたすら見つめている
nk
nk
br
nk
br
nk
nk
br
nk
nk
nk
nk
nk
br
nk
nk
nk
nk
br
br
nk
br
nk
nk
br
nk
nk
nk
br
nk
ぶるーくが俺の事を恋愛的に好きになることは無い それはちゃんと分かってるし、 これからも変わることは無いだろう
でも、ぶるーくと これまでと同じように笑い合えるだけで十分だと心から思えた
nk
nk
こまち
こまち
こまち