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主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ あれから 僕は骨髄球を卒業して 桿状核球になった
桿状核球は幼若な好中球で、 本物の好中球とは程遠い、 半人前の好中球。
僕は骨髄球のころ細胞に生まれ変わりたくて、アポトーシスしたくとも マクロファージに阻止され（とめられ） アポトーシスできずここまで育った。
だから今度アポトーシスしようかなって考えてる。
なんでそんなにアポトーシスしたいのかって？ 教えてあげるよ アポトーシスしたい理由は一つじゃない
骨髄球の時、授業中に思ったんだ。
誰かのためにしか生きられないのに誰かを殺すしかできない細胞に 生まれてきてしまったんだって。
そう気づいちゃったときは酷く病んだよ。 でも僕には関係ない たまたま骨髄球に生まれてきただけで、別にこの体を守ろうだなんて微塵も思ってない。
だから僕は"守る"んじゃなくて"破壊"しているんだって自分に言い聞かせた。 こんなことで苦しんでる自分がバカみたいに思えてきた
っていう理由。
でも…僕を殺した白血球さんと会えるなら、このままでもいいかななんて考えも湧き始めた
もっと白血球さんと一緒に居たい。一緒に話したりしたい。 一緒に生きたい。
この感情はよくわからない初めての感情。 あいつは僕を殺したのに。 憎悪や、怒りとは別の感情が湧くなんて。
でも、このまま、わからないままなのはなんだか歯がゆく感じて
その原因を探るために、 僕は白血球さんを探すことにした。
G-7511（元がん細胞
僕は今、新しく指導係になる白血球さん達との待ち合わせ場所に居る。
G-7511（元がん細胞
と、必死に願う
すると、前から白血球がやってくるのが見えたから思わず目を細め、容姿を確認しようとした。
G-7511（元がん細胞
神様は僕を嫌っているのか、 知らない人が近づいてくるのだった。
G-7511（元がん細胞
もぶ白血球
G-7511（元がん細胞
その知らない白血球は僕の目の前を素通りした。
G-7511（元がん細胞
と、その時
？
不意に下からくぐもった声が聞こえ、言われた通り少しずれた。すると…
G-7511（元がん細胞
？
？
マンホールみたいな穴からニョキッと出てきた
…あれ？ よく観察してみると僕のよく知ってる声で、方目を隠している白髪の髪型。
もしかして…
？
？
U-1146
G-7511（元がん細胞
U-1146
G-7511（元がん細胞
U-1146
U-1146
G-7511（元がん細胞
何時も顔が無表情の人に言われなくないな。
U-1146
G-7511（元がん細胞
…
神様は僕を見捨ててなかった。
というか、やっぱり白血球さんといると…なんだか心が締め付けられる…
もっと一緒に居たい。もっともっと一緒に話したい。ずーっと離れたくないって そんな思いで胸がいっぱいになって張り裂けそうなこの感じ。
白血球さんは答えを知っているのだろうか
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