👓🦊花吐き病

🦊side dn 🦊

ギシッ…ギシッ…｡

次から次へと襲ってくる快感に頭が おかしくなる｡

リビングでのyaくんとの話を聞かれていたとして､どうしてmfくんが 俺のことを襲ってるのか意味がわからない｡ いや､たしかに聞かれたくない内容では あったんだけど…｡

泣くに決まってるだろ！バカっ！

もういい､泣いてる勢いで言いたいこと全部 言ってしまえ｡

泣いてるから上手く話せない｡

お互い体を起こし､ 座って向き合う形になる｡

数秒前まで涙止まらなかったはずなのに 引っ込んだんだが？どういうこと？

よく見るとmfくんは眉をほんの少し八の字にして小さな子どものように 拗ねた表情をしていた｡

いや…それよりも…｡

mfくんが顔を真っ赤にさせてる｡珍しい｡

「カッコ悪すぎだろ俺…｡」と小さく 呟きながら手で真っ赤に染った顔を隠す mfくん｡可愛い｡いつもクールで インテリ系なキャラからは 想像できない姿だ｡

👓side mf 👓

床が抜けるんじゃないかくらいの勢いで 土下座をするなんてきっと後にも先にも 今回だけだろう｡

あの後のdnさんの話で実は俺の勘違い だったことが判明。

まーーーじで最低だし カッコ悪過ぎないか？俺…｡

俺は姿勢を正してベッドに座るdnさんを 見上げながら 両手を包むように握る｡

緊張して手が震えているの…dnさんに 伝わってしまうだろうか…｡

恥ずかしすぎて思わず顔を 下に向けてしまう｡ その瞬間､「ふふっ｡」とdnさんの 柔らかい笑い声が 俺の耳をくすぐった｡

その後の白銀の百合はとても綺麗だったと 誰かが言っていたとか､ 言っていなかったとか｡

白の彼岸花 「思うはあなた1人」 赤の彼岸花 「あきらめ」 白銀の百合 「純潔」