取り敢えず紗妃ちゃんは僕の家に来る事になった。
ガリガリなので取り敢えずご飯を食べさせる為に
僕が簡単に作れるようなものを作ってみた
出来る限り胃に優しいものを作ったけど…
紗妃(さき)
………………。
一向に食べない
ころん
…食べないの?
紗妃(さき)
えっ?えっと…
紗妃(さき)
勝手に食べたら、怒られるから…
ころん
あー…
ころん
君のパパとママは、怒ったかもしれないけど
ころん
僕は怒らないよ。
ころん
だから、自由に食べなよ。
紗妃(さき)
…いいの?
ころん
うん、いいよ。
紗妃(さき)
…頂きます
紗妃(さき)
…パク
紗妃(さき)
モグモグ
紗妃(さき)
…ポロポロポロポロ
ころん
えっ!?どうしたの!?
ころん
美味しくなかった!?
紗妃(さき)
フルフル
紗妃(さき)
…ごめん…グスッ…なさ…い…ヒック
紗妃(さき)
こんなに…美味しいの…グスッ…久しぶりに、食べたから…
ころん
なんだ…良かった…
紗妃(さき)
本当に、ありがとうございます…。
ころん
いいんだよ、たくさん食べて。
紗妃(さき)
コク
本当に小さくてガリガリだな…
とても16歳の女の子には見えない。
ご飯を食べれてなかったんだろうな…
いや、違うな…
食べさせて貰えなかったんだよな…
紗妃(さき)
ご馳走さまでした。
紗妃(さき)
美味しかった…
ころん
そっか、良かった。
ころん
お風呂湧いてるよ、入っておいで。
紗妃(さき)
着替え、無い…
ころん
あ〜、取り敢えず僕の貸すよ。
紗妃(さき)
うん。
ころん
近いうちに服を買いに行こうね。
紗妃(さき)
うん。
ころん
とにかく、お風呂に入って今日は寝ようね。
紗妃(さき)
うん。
紗妃(さき)
ありがとう、ころんさん。