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雪見羽 結乃
この場には私以外の人間は誰も いなかった。
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
このぬいぐるみが喋ったの?
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
いや、ぬいぐるみだよお前。
ぬいぐるみが話す方がありえない。 というか、そっちのほうがおかしい
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
その言葉からすると、昔は 人間よりぬいぐるみは優位な 立場にいたの?
まあ、本当に高貴なぬいぐるみなら 謝ったほうがいいかな……
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
何だこのぬいぐるみ めちゃめちゃ偉そうだぞ。
そんなことを思っていると、 ぬいぐるみは突然
ぬいぐるみ
と迫真な声で 私に向かって言った。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
少しかわいそうだな。この人。
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
私がそう言うと、そのぬいぐるみは 急に立ち上がった。
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
私は聞いてみた。 利用されるだけなら嫌だ。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
それってつまり、戦争…?
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
私は言うまでもなく 落ちこぼれ予備軍だ。
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
それで今日、どれだけ心が ズタボロになったかを私は 彼に力説した。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
彼の言うことは、本当のように 思えてきた。
雪見羽 結乃
力をもらうなら、できるだけ 多くの人の役に立ちたい。
雪見羽 結乃
私はそういう気持ちで 彼の提案に同意した。
2年後の2015年。
私は、勉強を頑張った結果 シュミエラ校へと入れた。
雪見羽 結乃
私は、新しくもらった自室で 大声で叫んでいた。
あいつと出会って今までの間に 5つ下の弟と妹が産まれた。
ちなみに一回だけ戦闘するときを 聞いてみたけれど……
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
それに、契約してから1年以上は 経っているはずなのに なかなか敵が現れない。
なので私は、中身が15歳である ことを除けば、他の幼児と何ら 変わらぬ生活をしてきた。
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
私は彼に返事をしようとして 黙り込んでしまう。
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ
雪見羽 結乃
雪見羽 結乃
ぬいぐるみ