サニーと暮らすことになってから早1ヶ月
サニーとの暮らしは想像していたよりずっとよくて
サニー
"監視するからな"
とか
サニー
"お前の事を警察に突き出してやる"
とか
って言ってたくせに何もしないし
なんなら毎日暖かい家の中で早寝早起き、三食、お風呂、広い部屋付きの快適な生活をしている
何より、
仮にも好きな人と毎日挨拶をして、ご飯を向き合って食べて、時々ダル絡みとか冗談とか言い合って__
そんな毎日が、いい意味でも悪い意味でも僕にとって安心できる場所だった
冗談混じりに付けあったお互いのあだ名もあって___
サニー
あうばん?誰に向かって話してるの?
アルバーン
おにぃ!
アルバーン
んへへ、独り言だよ
サニー
そっか
サニー
もうそろそろご飯出来るからお皿の準備手伝ってくれる?
アルバーン
もちろんっ!
そんなこんなで毎日楽しいけど__
紫の瞳を手に入れて……
この生活を終わらせなければいけないのに……
終われない
サニー
あうばーん!
サニー
ご飯食べよ!
怖いと思ってたのにこんなにも優しくて
サニー
?
サニー
あうばん?
これ以上僕に優しくしないでよ
サニー
大丈夫……?
サニー
なんで涙目なの……?
僕だってもう分からないよ
この人といたい
この人とずっと笑っていたい
今すぐこの人に伝えたい
アルバーン
……ッ
アルバーン
おにぃ……
アルバーン
おにぃ……好き
アルバーン
おにぃの事大好き……
アルバーン
おにぃの事が……好きでッ……たまらないのに……
アルバーン
ッ……どうしてッ……僕達は警察と怪盗何だろうね……っ