俺に堕ちてよ青先輩

皆解散し、

2人きりになった帰り道に 始まった恋バナ

ほんとにこいつがウザすぎる

こんな橙にイライラし、 早歩きで歩き始める

時はすぎ、次の日の昼休み

いつものように橙と黄と紫 ｰ くんと 昼ごはんを食べていた

2年生だろうか

1年の教室に先輩が来ることが珍しく 横目で先輩を見る

今青ちゃんって…

急に真剣に先輩を見始めた黄に 嫌な感じを覚える

《おお、ありがとな

先輩がこっちを指さした途端 青先輩がこっちを見た

こっちを見るなり 先輩は吹き出して笑って

少し俺の方を見て笑ってたから 俺のことなのかな。

なんて期待して

『楽しそうに友達と笑う先輩をみると キュってなって、俺も楽しくなる』

前はそう言ったけど

なんでだろう

彼氏なわけでも付き合ってる訳でもないのに

今は楽しそうに先輩が笑うのが嫌だ

嫉妬する

一瞬橙が頬を赤らめた時に 俺は目を見開いた

橙は俺が先輩の好きとからかってきている時どんな気持ちだったのだろうか

黄の顔も暗くなっていった

赤色の髪の毛の先輩か 青先輩のどちらかのことを好きなのだろう

高嶺の花の先輩を好きになるって 言うことはこういうことだとは知ってたけど

嫉妬はする

仲良さそうに話す黄と先輩を ちらりと横目で見たあと

先輩に見られていることに気がついた

見られているのがなんだか くすぐったくてつい聞いてしまった

目の前でいちゃいちゃを見せつけられても嬉しくない

急に黙り込んだ先輩

黙り込んだ後先輩は俺のところに歩いてきて

耳元まで来て

少し言うのをためらった後

こういった

思わずそう答える

違いますよ 俺が見てたのは青先輩ですよ

先輩は俺にそういい

引き留めようとするが

引き止めることなんて出来ずに

先輩達は行ってしまった

♡2000