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故郷(2話)

第1話 - 故郷(2話)

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2021年08月18日

#カゲチヨ

#シディ

#ヒサメ

#混血のカレコレ

カゲチヨ

っったぁ……

モブ

あ〜めんどくせっ……さっさと金出せや

カゲチヨ

お金は今持ってないんです……
こ……この前もカツアゲされて……

モブ

は？何？笑

モブ

お前､前にもカツアゲされてんの？ダサっ

カゲチヨ

………………

シロウ

カゲー……なんでやり返さないんだよ

ヒビキ

お兄､カゲには無理だよ。
弱いんだから

カゲチヨ

う……うっせー

モブ

ゲッ……こいつら……

シロウ

俺のだちになんか用か？
喧嘩なら俺が受けて立つぞ

モブ

ﾁｯ……

ヒビキ

あー逃げってった

シロウ

あいつだって充分だせぇな笑

カゲチヨ

あ……ありがとなシロウ

シロウ

いいってことよ!!!自分のだちと妹くらい守ることなんて朝飯前だ！

ヒビキ

カゲ大丈夫？

カゲチヨ

あぁ､大丈夫だ……

ヒビキ

頬っぺに怪我してんじゃん

カゲチヨ

だっ大丈夫だって

ヒビキ

無理強いしないの
ほら､私がチューして慰めてあげ……

カゲチヨ

あー！もう､どんだけ俺をからかえば気が済むんだよ！

シロウ

ヒビキーやめとけ。

シロウ

お前がからかうからカゲが女子と喋れなくなったんだぞ

カゲチヨ

は……はぁ??女子となんていくらでも喋れるし!!

ヒビキ

いーじゃん別に
カゲは私がいればいいでしょ？

カゲチヨ

なっ…………?!

シロウ

そこら辺にしておけよw

ヒビキ

えー……つまんないの

カゲチヨ

お前ら……俺をなんだと思ってんの??

カゲチヨ

(まるで俺2人のおもちゃなんだけど)

シロウ

あ？何って……俺らの親友じゃん

カゲチヨ

…………

ヒビキ

カゲは私たちのことなんだと思ってたの

カゲチヨ

…………別に……なんとも思ってねぇし……

シロウ

素直じゃねぇなー笑

カゲチヨ

うわ､ちょっとやめろって

ヒビキ

あはは(ˊᗜˋ)まぁ､カゲ弱っちいから､私たちが守ってやらないと生きて行けないもんねぇー

カゲチヨ

はぁ?!別に1人で生きてくことぐらいできるし！

シロウ

ま、俺たちはずっと一緒だ！
離れ離れになることなんてねぇよ

ヒビキ

そうだねー

カゲチヨ

…………だな!!!

あぁ､あんなこともあったけ……楽しかったな……

あの頃に戻れたらなんて……今も考えちまう…

そんなこと……あるわけないのに

ヒサメ

……ゲ､……カゲ

ヒサメ

カゲ!!!

カゲチヨ

ハッ

シディ

もうすぐで目的地に着くぞ

カゲチヨ

(……夢)

カゲチヨ

ア”〜起こしてくれてサンキュな

シディ

それより､怖い夢でも見てたのか??

カゲチヨ

え？なんで？

ヒサメ

だってカゲ､寝てた時泣いてたよ

カゲチヨ

……そっか

カゲチヨ

ま、大丈夫だ

カゲチヨ

別に怖い夢見たわけじゃねぇから

シディ

そうか

「まもなく目的地に到着します」

ヒサメ

あ、着くみたいだね

カゲチヨ

なんで車のナビみたいな言い方なんだ……??

ヒサメ

あーー……空気が美味しい！

シディ

カゲチヨの言った通り､すごく自然豊かだな！

カゲチヨ

だろ？

カゲチヨ

ところで……こんななんにもないところ来て何するつもりだ？

ヒサメ

……え？

カゲチヨ

ここには誰一人として住んでねぇし建物も全然ねぇし……

ヒサメ

……カゲの家族と友人に知らせに来たんだよ

カゲチヨ

シディ

カゲチヨは俺たちと元気でやっているとな

ヒサメ

そうしたら､カゲを大事に想ってた人達……安心するんじゃないかなって……

カゲチヨ

…………そうか

シディ

それもあるが､せっかく自然が美味しいところに来たのだから､3人で遊びたいと思ってな

ヒサメ

私とシディで色々持ってきたんだ！

カゲチヨ

でも

ヒサメ

カゲの気持ちは分かる
家族や友人を亡くした場所で遊ぶのは抵抗あるんでしょ

ヒサメ

自分だけ助かって……
遊んでていいのかって思ってるんでしょ

カゲチヨ

…………

シディ

カゲチヨ､お前も家族や友人の立場になってみろ……自分達のことでいつまでも悲しんでる姿なんて見たくないだろう

カゲチヨ

だからってわざわざここじゃなくても……

ヒサメ

遊ぶのが本来の目的じゃないから！

ヒサメ

ほら､もううじうじ言わない！

ヒサメ

せっかく来たんだから､しんみりした空気流したくないじゃん！

カゲチヨ

(こいつら……言ってることむちゃくちゃな気がするけどなんだかんだ言って俺の事考えてくれてるんだな……)

カゲチヨ

わかったよ､今日はあの日のこと忘れるわ！

シディ

うむ､それでこそカゲチヨだ

それから俺たちは､俺の実家があった場所へ行き､そこでしばらく過ごした

ヒサメ

暗くなって来ちゃったね

シディ

うむ､そろそろ帰りの電車が来る時間だな

カゲチヨ

んじゃ､早く行こーぜ

駅まで移動中

ヒサメ

うわぁっ?!

シディ

どうしたヒサメ

ヒサメ

いや､なんでもない

ヒサメ

鹿が突然出てきたからびっくりして……

カゲチヨ

(鹿……そういえばあの時も鹿出てきてたな…)

ガサガサ

ヒサメ

ひぃっ?!

シディ

何かこっちに近づいて来るぞ！

カゲチヨ

何だっ?!

シディ

……っ！カゲチヨ！後ろ！

カゲチヨ

へっ……？

ゾンビ達

ぐあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あああぁぁぁ

ヒサメ

カゲ！

カゲチヨ

…………っ

ヒサメ

カゲ何してるの?!逃げて!!!

カゲチヨ

(体が……動かねぇ……)

シディ

くっ…………！

ゾンビ達

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

カゲチヨ

シ……シディ

シディ

何をしている！早く逃げろ！

カゲチヨ

……っ……わ……悪い

シディ

(一体一体は強くないが……束になって攻められるとキツいな……)

カゲチヨ

………………

カゲチヨ

(また……また俺は助けて貰ってばっかりだ…)

カゲチヨ

(そうして……シロウとヒビキを失ったのに…)

ヒサメ

カゲ､余計なこと考えなくていいから

カゲチヨ

……え

ヒサメ

私とシディはカゲよりも強いんだがら

ヒサメ

弱い人を助けるのは当然でしょ？
カゲだってそうじゃん

カゲチヨ

…………サンキュ……ヒサメ……

ヒサメ

うん

シディ

さっさと電車に乗ってしまおう！
奴らは足はそこまで早くないから､全力で走れば逃げ切れる！

ヒサメ

カゲ大丈夫？あんま体力ないじゃん
ここから駅まで結構距離あるけど……

カゲチヨ

心配すんな

カゲチヨ

俺は死なねーからさ

ヒサメ

…………

シディ

分かった……では駅まで全力ダッシュだ！

カゲチヨ

おぅ！

ヒサメ

OK！

カゲチヨ

はぁ……はぁ……

ヒサメ

カゲ､大丈夫??
もうすぐだから

シディ

まずいぞ……もう電車が出発してしまう……

カゲチヨ

うわぁっ！！

ヒサメ

え?!カゲ?!どんなとこで転んでんの?!

カゲチヨ

うっせー！階段に引っかかったんだよ！

シディ

カゲチヨ､すぐ後ろまでゾンビが来ている。
気をつけるんだぞ

カゲチヨ

分かってるよ!!!

ヒサメ

?!駅にまでゾンビが……

カゲチヨ

おいおい……まじかよ

シディ

ダメだ……あの数をくいやぶって電車に乗ることはできない……

ヒサメ

そんな……

ゾンビ達

ｶﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

カゲチヨ

クソっ!!!

シディ

しまった！電車が出発してしまった！

カゲチヨ

とりあえず今日は野宿するしかなさそうだ……
ゾンビに見つからないようなところ探すか……

ヒサメ

私たち……どうなっちゃうんだろう……

次回へ続く

えーはい！
主のAIです！今日はちょっと長めになりましたが､最後まで読んでくれてありがとうございます！

結構早めに続編出せることが分かったので､明日､明後日辺りに続編出すと思います！

もし気に入ってくださったらAIのフォローとYouTube「混血のカレコレ」のチャンネル登録お願いします🙇‍♂️

また､まだ見てない人は1話(？)の方もぜひ見てってね!!!

最後までありがとうございました(*ﾟ▽ﾟ*)

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