鏡に映った姿は

高校生ぐらいの女の子だった

そこには母親と父親らしき人たちの遺影があった

ｶﾞﾁｬｯ

ゆあん君……どうしてるかな……

のあさん…るな…じゃっぴたちも…

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ゆあん君……

よかった…元気そう

えっ…なんかこっち見て止まったんですけど……

そうだよね…わかんないよね……

よかった……笑っていて…。

あの人…

えとさんに…似てるかも………

えと……さん？

そんな訳ないよな……

えとさんは……もう

いないんだから…

…会いたいよ……えとさん…ｯ

わたしの(えと)教室……

勢いで隠れちゃった……

えり……私の名前か……

なんか似てんなぁ……私(えと)と

窓に私が映る

私の面影…強いなぁ

えとさん……会いたいよ…

正直…えとさん以外興味もない

違うよゆあん君

えとだよ……？ゆあん君

気づいてよ…ねぇ……

のあさん…ゆあん君……

私はこれが精一杯だよ？

だからお願い

気づいてｯｯ！

頑張ってね

私…気づいてもらえるように

努力するから

吸血鬼の君とそうでない私

第二期

開幕