桃赤2
赤
けふ、っけふ
すっかりさとみるぅとの配信も終わった時間
公園のベンチで
少しだけ泣いた
そんなことしても彼は来ないし
ずっと待っていたって
何もかわんない
泣いて少しスッキリした
よく考えてみれば
家具が届いたら家に招待してくれるんだし
俺はダメで
るぅとくんは特別なんて
そんなことない、から
赤
くふ、っう、、
嘘
ほんとはすごく嫌だった
辛かった
桃
りいぬ、
赤
…っえ、っわあ、!
桃
よかった、、〜
さとちゃん、?
なんで?
るぅとくんは?
赤
さと、ちゃん
俺の事を離さない腕に手を添える
桃
家に行っても居ないし、連絡もつかなくて、、っ
赤
泣いて、るの さとちゃ、
桃
…、っ泣いてない、
桃
スマホは?ジェルにも連絡したらとっくに帰ったって、
赤
ごめん、電源切ってた
桃
はあ、?ったくもう、心配させやがって、、
家にも、行って探してくれてたの?
赤
心配してくれたの、?
桃
当たり前、じゃん
桃
お前のことだから、また薄着だろうし
そんな事を言いながら、そっと自分の上着をかけてくれる
さとみの匂い
桃
ねえ、りいぬ
赤
ん?
桃
俺ん家行こっか
え、、
赤
俺はダメなんじゃないの、
そう言ったら彼は少し顔を歪めて
少し考えて、俺を抱きしめた
赤
ん、?
桃
ごめん。俺の家来るの楽しみにしててくれたのに
桃
ごめんな、
赤
…
桃
っあーもう、ごめん。
桃
意地悪しちゃったね、ごめん
桃
…泣かないで
赤
っう、、っえ、ふ
赤
おれも、行きたかった、っ
桃
うん、
赤
会いたかったの、っ、、う
桃
俺も会いたかった、不安にさせてごめん
桃
来週は俺の家で放送しよう
桃
その後は泊まればいい
赤
っえ、
桃
なーくんに言っておく、絶対
桃
ね、だからおいで
赤
っいいの、おれ、っ
桃
泊めるのなんて、りいぬだけだぞ?笑
桃
そんなの、来るだろ?
ああ、ほんとに
ずるいなあ、君は
『りいぬだけ』その言葉に凄く浮かれてる自分がいる
赤
ふふ、っ、うん、
赤
でもおれ、今さとちゃん家に行きたいなあ、
桃
こんな時間だし、泊まるしか選択肢ないけど?
赤
嬉しいでしょ?
桃
ふは、わかってるじゃん
よくわかりません
ぶくまひとことください