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魔法少女!

第1話 - 魔法少女!

2021年05月22日

#笑ってくれたら嬉しい

あか

作者

お久しぶりです!

美良

誰だ!

ミミ

誰だ!

作者

君たちの作者だよ。忘れたのかい?

美良

ま、ママ…?ママなの?

ミミ

いや初めましてだけど

美良

ママァァァアアア!!!

ミミ

うるさい

作者

悪いね。一年以上ログインしてなかったね

ミミ

ログイン?

作者

あ、こっちの話

ミミ

さいですか

ミミ

まあとにかく私達の作者だというなら、なんか証明するなりそれっぽいこと言ってよ

美良

そうだそうだ!

ミミ

いやお前今さっきまでママって叫んでただろ

作者

んー…ほくろの数なら言えるよ

ミミ

キモ

美良

すげぇ!

ミミ

というか自分でもほくろの数なんて知らねえよ

作者

じゃあ、君たちの黒歴史でも言ってやろうか

ミミ

私はやめてくれ

美良

やれるもんならやってみな(^-^)

作者

美良は小学六年生の時、先生のことを…

ミミ

お前そんなありきたりなこと…

作者

ままかりって呼んだことあるだろ

ミミ

嘘だろおい

美良

何故知ってるんだぁぁあああうわぁぁぁぁあああ

ミミ

嘘だろ!?!?!?

作者

そしてミミは…

ミミ

もういいもういい

作者

中学一年生のころまで

ミミ

やめろぉ!

作者

そうめん流しは眺めるものだと思っていたな?

ミミ

ん?

美良

それ私の黒歴史だからぁぁああああ

ミミ

嘘だろ!?

作者

おっと間違えた

作者

まあこれでわかってくれたかい

ミミ

うん、まあいいよ

美良

つまり私はお前の産道から出てきた訳だ

ミミ

そっちのママじゃないだろ

作者

私は男だからな?

美良

つまり尿道から…?

ミミ

そうじゃないだろ。気持ち悪いな

ミミ

で、何しに来た

作者

ちょっと謝りにね

美良

はて?

ミミ

なんのことかな?

作者

君たちに話させてやれなかった事を

ミミ

ふむ、私は別に話すことが好きなわけじゃないし、ここで話せないと言うだけで裏では話していたから特に困ってないよ

美良

よく分からんけど謝れや

作者

へえ、誠に申し訳ございません

美良

よろしい

ミミ

それでいいのか作者

作者

はは、私がいない間でも二人とも元気そうだね

ミミ

そうだ、作者はここに戻ってくる今まで何してたんだ?

作者

一応ストーリーとかも書いていたんだけどね学生なこともあって捗らなくて

美良

学生だったんか。おっさんくせえ喋り方しやがって

作者

よく言われるよ。

作者

まあ気分転換に来たわけ

ミミ

他のストーリー見てみたいなー

作者

そうだね、デスゲームやラブコメ、あとなろう系とかジャンルは幅広いからどれか好きになるものがあるかもね

作者

あとで見せてあげるよ

ミミ

わーい

美良

…

ミミ

どうした?美良

美良

私も今作った!

ミミ

何を?

美良

自作ストーリーというやつさ

作者

ほぉ

作者

聞かせて貰えるかな?

美良

いいぞ!

美良

では聞かせよう!というかここから本題だ!

彩芽

おばあちゃん!たっだいまー!

としこ

やあ、おかえり

彩芽

あのねあのね!私今日から魔法少女になるんだって!

としこ

えぇ?魔法少女?

彩芽

うん!魔法少女!

としこ

すごいねぇ。おばあちゃんも若い頃は魔法少女にすごく憧れていたのよ

彩芽

へぇ!じゃあおばあちゃんの夢を私が代わりに叶えておくね!

としこ

ははは。ありがとうね

彩芽

それでね!今日は初めてのにんむ!

としこ

あらぁ偉いね。何をしたの?

彩芽

悪い妖怪をやっつけちゃうの!

としこ

そうかいそうかい。ありがたいねぇ

彩芽

明日もにんむだから!朝早く出かけるー!

としこ

わかったわ。お弁当はいるかしら

彩芽

うん!いる!ありがとう!

としこ

じゃあご飯にしましょうか

彩芽

うん!する!

彩芽

おはよう!おばあちゃん!

としこ

はいおはよう

彩芽

じゃあ行ってくるね!

としこ

おーい、お弁当忘れとるよー

彩芽

あ!忘れてた!

としこ

はいどうぞ

彩芽

ありがとう!いってきまーす

としこ

気をつけてねー

彩芽

見つけた

くねくね

私…をみた…な…
固有呪い…
『精神不振』

彩芽

覚悟しな

彩芽

精神異常無効魔法!
『安静なる一時』

くねくね

あ…あ…効かないのか?効かないのかぁあｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛

彩芽

こっちくるなキモイ!

彩芽

攻撃魔法!
『火炎の雨』

くねくね

ぐぁああ

くねくね

あづいぃいい…あぁづぃぃいいいいい

彩芽

トドメだ!くらえ!
上位攻撃魔法!
『禁断の崩壊』

くねくね

ぐぁ…体…が…崩れ…て…

彩芽

よっしゃ!討伐討伐!

謎生物

うん!上出来だよ彩芽ちゃん!

彩芽

えへへ、でしょう?

謎生物

契約して正解だったよ!これからもどんどん悪い妖怪達をやっつけよう!

謎生物

(やばいな…これは想定外の強さだ…)

謎生物

(この魔法少女強い、強すぎる!この力を何とか利用して…)

彩芽

そうだね!

彩芽

どんどんやっちゃおう!

彩芽

次は?

謎生物

あ、えーっと…てけてけってやつなんだけど…

彩芽

しってる!下半身探してる子!

謎生物

そうだよ!じゃあ行こう!案内するよ!

彩芽

みぃつけたぁ

てけてけ

お前の下半身をくれ…お前の

彩芽

ふん!あなたにくれてやるのは魔法だけよ!

てけてけ

お前のぉぉぉおお

彩芽

飛びかかってくるなんて安直ね
まあてけてけの名にふさわしいわ

彩芽

くらえ!攻撃魔法!
『数多の落石』

謎生物

(上から無数の岩が!な、なんて威力だ…!)

てけてけ

こんなもの…!

彩芽

あら、ほとんど避けちゃったの?すばしっこいのね

てけてけ

やったなぁ…!やったなぁ…!!

てけてけ

固有呪い
『下半身鈍麻』

謎生物

(呪い!?こいつも呪いを扱えるのか!)

謎生物

ま、まずい!彩芽ちゃん!呪いを解いて!

てけてけ

させない!

謎生物

は、速い!これじゃあ間に合わない!

彩芽

「間に合わない」なんて思っているのかしら

てけてけ

謎生物

と、飛んだ!

彩芽

魔法少女たるもの飛べて当然でしょ?

謎生物

(魔法少女にそんな機能はないはず)

彩芽

あなたなんだか気持ち悪い!

彩芽

封印魔法!
『天地牢獄』

てけてけ

なにぃ!

彩芽

一撃で仕留める!

彩芽

上位攻撃魔法!
『針地獄』

てけてけ

カハッ

謎生物

すごい!

謎生物

(下から出てきた無数の針がてけてけの体を何回も貫いている!)

てけてけ

ま…だ…

てけてけ

ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

謎生物

(てけてけが自分の左腕を引きちぎっている!?)

謎生物

あいつ腕を投げるつもりだ!彩芽ちゃん!避けて!

彩芽

言われずとも!

てけてけ

ﾌﾞﾝｯ!

彩芽

当たるわけないでしょ!

てけてけ

ﾌﾞｧｯ

謎生物

(!てけてけが自分の歯を折って彩芽ちゃんに向かって吹き出した!)

彩芽

なに!

彩芽

ぐっ

彩芽

いったぁぁあ

謎生物

だ、大丈夫?

彩芽

大丈夫。油断したわ

彩芽

でもてけてけはもう力尽きたみたい

謎生物

(頭に当たったけど平気そうだな。かなり頑丈な体ということか)

彩芽

うーん…お腹すいちゃった

謎生物

じゃあにんむは一旦休憩!食事の時間にしようか

彩芽

うん!

彩芽

お弁当美味しい〜

彩芽

そういえば君、名前はなんて言うの?

謎生物

僕かい?

謎生物

僕は『タツ』

謎生物

名乗り忘れてたね

彩芽

へー

彩芽

タツは何食べて生きているの?

謎生物

特に食べなくても生きていけるけど、魔法少女の力を借りることで僕は存在できているんだ

彩芽

そうなんだ

彩芽

よくわかんないけどそういうことにしとく

謎生物

どうも

彩芽

あ!虫が弁当に!

彩芽

うわぁ!

彩芽

近づいてきたから咄嗟に潰しちゃった…

謎生物

ん?こ、これ、小さいおじさんじゃない!?

彩芽

ん?確かにおじさんに見えなくもないけど、人間がこの大きさなわけないじゃん

謎生物

そういう事じゃなくて!小さいおじさんという妖怪のことだよ!

彩芽

妖怪?これが?

謎生物

そうだよ。でもくねくねや、てけてけみたいに悪いやつじゃないんだよ。

彩芽

なに!そうなのか!

彩芽

悪いことをしてしまったなぁ

彩芽

蘇生魔法
『遡行』

謎生物

小さいおじさん

な、なんじゃあ

小さいおじさん

一体何がおきて…

謎生物

(蘇生だと!?ありえない!いくら魔法少女とはいえこの世の絶対的な摂理に逆らう程の力はないはず)

彩芽

ごめんねちょっとぶつかって気絶させちゃったみたい!

彩芽

お詫びにいちごあげるね

小さいおじさん

これはどうも

小さいおじさん

そういうことでしたら私にとってはよくあることですのであまり気になさらんでもよいですよ

彩芽

優しい!ありがとう!

小さいおじさん

へへ、これも何かの縁です。お嬢ちゃん。これを受け取りなさい

彩芽

なにこれ、石?

小さいおじさん

それはきせき、祈りに石と書いて祈石ですじゃ

彩芽

小さいけど透明感あって綺麗!

小さいおじさん

その石は常に携帯してお守りに使うといい。

彩芽

いいの?こんな宝石みたいなの貰って

小さいおじさん

いえいえ、いちごをくれた優しい嬢ちゃんには喜んで貰いたいのですよ

彩芽

ありがとう!

小さいおじさん

ではまたいつか

彩芽

ばいばい!

謎生物

(こいつ、落ちた苺と引き換えにいいもんもらったな。一回小さいおじさんを潰したくせに)

謎生物

そういえば彩芽ちゃんは僕の聞いたことない魔法の名前を言ってから、見たこと無い魔法を使っているけど、どうやってるの?

彩芽

魔法少女が使える魔法をちょっと変えて使ってるの

謎生物

へ、へぇ

彩芽

例えば蘇生魔法だと、魔法少女が元々使えるただ強い光を放つだけの光魔法「閃光」を改変した時空間魔法「時忘」を改変した反転魔法「取替」を改変した代替魔法「置換」と、身体能力が上がる身体強化魔法「鼓舞」を改変した代謝魔法「活性化」を改変した再生魔法「回生」を合わせたもので、魔法を形成する為に必要な魔力のほとんどをマナで補い、即時、連続的に魔法が使える様な状況にしているんだよ。
今は攻撃魔法の「洗練された火」を改変して…

謎生物

わかった!わかった!

謎生物

今までの魔法少女で君みたいな子は初めてだよ

彩芽

そう?どういうところ?

謎生物

魔法を改変するところだよ

彩芽

なるほど、つまり今までの魔法少女はあの初期の魔法だけで闘っていたということかあ。そうなると限られた範囲の魔法ばかりを使うから私の使う魔法とは違ってより磨かれた完璧な魔法になるということかな。

彩芽

確かに私の魔法は改変に頼りすぎているところがあるかも。細かいところが積み重なって大きなミスにも繋がるかもしれないし、今回のように少し油断して不意をつかれたら命取りになりかねない。魔法を磨くだけでなく思考実験を繰り返し闘いの大まかなイメージを持ちある程度作戦を持って闘うことで無傷で勝てる可能性を高めるのも必要だね。もし呪いがより強力な時の場合も…

謎生物

(この子真面目ではあるんだけどなぁ)