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ららside.
戦場にやってきた。
黒族の能力で、あたり一面真っ黒になってしまっている。
女性
皆
青
赤
少女(らら)
スッ
少女(らら)
走り出そうとした私の前に、手が伸びてきた。
緑
少女(らら)
私が座ると、4人は声がした方へ走って行った。
数分経ったけれど、私の周りには変化は無かった。
少女(らら)
少しだけ…動いてみよう。
静かすぎて、少し不気味だった。
タッタッタッ…
少女(らら)
気づくと、全身真っ黒の奴らに囲まれていた。
戦えるかはわからないけど。何もせずにいられる訳ないな。
黒族
周りから一気に攻め込んできた。
少女(らら)
すると周りの奴らが倒れ、それにつまづいた後ろの敵も倒れた。
黒族
続いて、左右からバイクがすごいスピードで突っ込んでくる。
少女(らら)
バイク同士がぶつかり、火花が散った。
女性
少女(らら)
怪我をした女性が走ってきた。
そこへ、ナイフを持った敵が突っ込む。
少女(らら)
女性を抱き抱えて地面を転がる。
普段なら、そこから安全な所まで飛び移る事ができる。
だけど…
少女(らら)
凄い痛みが走った。肩の傷が、転がった衝撃で開いていた。
ポタポタと、血が落ちる。
黒族
振り向くと,ナイフの先端が目の前に迫っていた。
とっさに女性を庇ったが,避けられそうには無かった。
…死んじゃうの?
助けて…ウィス
緑
ウィスの声が聞こえた気がした。
…あれ…死んでない…
恐る恐る目を開けると、ナイフを持った敵が地面から伸びている草にぐるぐる巻きにされている。
緑
少女(らら)
緑
少女(らら)
緑
少女(らら)
帰る時は、ウィスが私を背負って歩いてくれた。
でも、背中に乗っている私は、ウィスの表情が分からない。
…怒っているかな。そうだよね。心配してくれたのに、勝手に行動しちゃったし。
でも…ウィスにだけは…嫌われたくないな
USA (主)
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