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紬
昔から病弱だった。
毎日、外を眺める日々に飽きて、ずっと漫画を読み漁って
変わらない景色。
最後まで、ずっと。
何もない病室でただ1人、漫画を読んでいた。
『ブルーロック』
いつも隣の机に置いていたのに、机すらない。
窓に反射する私は、私が知っている私ではなかった。
長く、白い髪。
さe……ん”ん“っ
おっと、失敬
かなり短い前髪。
声も少しだけ、高かった。
たった少しの情報でわかってしまった。
私は、死んでしまったのだと。
目覚めると、一つの管に繋がれて
身動きが取れなかった。
その管は、
私の血を取っていた。
紬
あーあー、起きたか
紬
突然だが、お前には
この青い監獄の、マネージャー兼食料係になってもらいます。
紬
紬
この世界には、”吸血鬼“という種族がいる。
有名サッカーチーム、青い監獄の選手全員が
”吸血鬼“だ。
紬
きゅ、ん?吸血鬼?
吸血鬼だなんて、夢小説か???
いや、ん?
紬
とか言っておいて、内心ウキウキですが。
shut up
吸血鬼は身体能力がいい
その上覚えもいいし、サッカーをするに最強の種族だ
最近人手も足りない、人間の血不足で身体能力も落ちてきてる
お前が青い監獄には必要だ
紬
ずっとずっと、誰かの役に立ちたかった
必要だと言われたかった
と思った自分もいたが、すぐ戯言は消した。
ずっと大好きだったブルーロックの世界
合法的に見続けれる、…
紬
紬
白崎 柚 (しらさき ゆず) 16歳 人間 食料係 病弱 見た目と口から出る言葉のギャップがすごい。 過去になにか、トラウマがあるらしい。