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3件
最高かよ
次回▶500♡
夏
「雨が降るたび」
夏
赫
夏
茈
櫻
黈
瑞
翆
夏
夏
夏
パクリ、通報などおやめ下さい。
夏
※次回から話進んでいきます
「雨を見ない。」
トコトコトコ…
赫
赫
赫
赫
今日…外行けっかな、
赫
ガラララッ(窓開)
赫
雨の匂いがした。
赫
まだ降ってもいないのに…
赫
空気が湿っている空を見上げる前に、胸の奥が先にざわついた。
赫
ズリッ
外の景色が濁って、音が増えて、世界が自分を追い詰めてくる。
赫
何が嫌なのか、もう説明できない。
ただ____
赫
と思ってしまう。
赫
シャァァッ(カーテン閉)
ガラス越しに映る曇天を見ないように、カーテンを閉めた。
赫
赫
赫
部屋の中が少し暗くなると、それだけで少しだけ落ち着ける。
ぽつ…ぽつ、ぽつ
赫
それでも頭の奥に“音”が残っている
まだ降っていないはずの雨音──。
赫
赫
いつもッ通り過ごしてたのに…ッ
何かが酷く、ズレていく。
誰にも言えない。
こんなの、弱音にしか聞こえないだろうから。
だから今日も、
バサッ(毛布包
赫
雨を見ない____
世界が少し重くなる。
みんなが
翆
って笑って言う、あの感覚。
俺にとってはそれだけじゃない。
けど、そんなの誰にも言えない。
“雨の日は頭痛がする”
櫻
茈
瑞
それだけ言っとけば、みんな優しくしてくれる。
それだけで十分だった。
メンバーには話したことがない。
雨が怖い…大人なのにってバカにされて、一人になるのが怖い。
赫
黈
瑞
赫
茈
翆
赫
赫
赫
櫻
赫
茈
櫻
翆
赫
メンバーはそんな事酷いこと言わないって知ってる。
だけど、そんな事を考えてしまうせいで俺は言い出せずにいる。
赫
今日もまた、家に引きこもって、雨の音が聞こえないよう布団の中に入ってくるまる。
次回▶♡500