TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

星神天海

6話!

スタート!

花子くんは言いました

『ヤシロと天海は人殺しでも仲良く出来るんだ』

八尋寧々

・・・あの時の花子くんなんだか・・・

八尋寧々

・・・怒ってた?

・・・違う

あれはそんなのじゃなくて

あれは・・・

??

・・・ちゃん

??

ねねちゃん

赤根葵

寧々ちゃんっ!

八尋寧々

はっ

星神天海

聞いてた?

八尋寧々

ご ごめん

赤根葵

寧々ちゃんたら最近ぼんやりしてばっかり・・・

赤根葵

あっもしかして新しく好きな人が・・・

八尋寧々

うーん・・・

八尋寧々

だったら良かったんだけど

赤根葵

・・・

星神天海

(あの時以来寧々ちゃん上の空だな・・・)

星神天海

(大丈夫かな?)

赤根葵

あっそうだ!

赤根葵

寧々ちゃん天海ちゃん!

赤根葵

こんな話知ってる?

七不思議の二番目

『ミサキ階段』

その階段の四段目だけは決して踏んでは行けません

決まりを破れば死者の世界に引き込まれ

その身を千に万に引き裂かれてしまうでしょう

そして黄昏時

その階段には犠牲者の血がどこからともなく滴り落ちる・・・

八尋寧々

そ その階段って・・・

赤根葵

美術室の前のB階段

赤根葵

血溜まりを見たって子が何人もいるんだから~

星神天海

血溜まり・・・

赤根葵

あれ?確か寧々ちゃんと天海ちゃん好きだったよね

赤根葵

こうゆうお話・・・

八尋寧々

す 好きだよ!好きだよ!

星神天海

うん、私も好き!

八尋寧々

(好きなんだけど・・・)

八尋寧々

(葵から聞いた話が最近現実になったばかりなのよね・・・)

星神天海

(なーんてこと考えてそうだな)

赤根葵

じゃあ良かった!

赤根葵

私は怖い話ってちょっと苦手だけど・・・

赤根葵

寧々ちゃんと天海ちゃんが元気になるなら

赤根葵

いくらでもしてあげるからねっ

八尋寧々

葵・・・

星神天海

葵ちゃん・・・

先生

おーい

先生

赤根さん

先生

なーんか忘れてませんかね

先生

先生と❤

先生

進路相談❤

赤根葵

わ~そうだった!

赤根葵

すぐいきます~

赤根葵

あ 寧々ちゃん!天海ちゃん!

赤根葵

また怖い話探しておくから

赤根葵

元気出してねっ!

星神天海

(葵ちゃんいい子やな)

八尋寧々

(ありがとう葵・・・)

八尋寧々

(でも怖い話は探してくれなくていい・・・)

八尋寧々

八尋寧々

花が咲いてる・・・

星神天海

綺麗だね~

星神天海

明日葵ちゃんに教えてあげようね

八尋寧々

うん!そうだね!

翌日

八尋寧々

八尋寧々

(ない!)

八尋寧々

(花が全部なくなってる!)

星神天海

寧々ちゃんおはよう!

八尋寧々

天海ちゃんおはよう!

八尋寧々

って

八尋寧々

それどころじゃなくて

星神天海

あれ昨日あった花がないね?

星神天海

どこいっちゃったんだろう

八尋寧々

そうなの!

八尋寧々

学校来たら、花がなくなってたの!

星神天海

誰かが片づけたとか?

八尋寧々

はっもしかして・・・

勿怪

八尋寧々

違うか・・・

星神天海

寧々ちゃん

八尋寧々

星神天海

あそこ葵ちゃんの席なかったっけ・・・

八尋寧々

本当だ・・・

先生

朝礼始めるぞー

八尋寧々

先生!

八尋寧々

あのっあそこにあったお花・・・

八尋寧々

どこ行っちゃったのかしりませんか?

先生

花?

星神天海

葵ちゃんが当番で・・・

先生

花当番なら

八尋寧々

なっなにあの草!?

先生

夏の当番はあいつだぞ

先生

それにアオイって・・・

先生

そんな名前のやつ

このクラスに居ないだろ

先生

八尋さん?朝礼だぞー

星神天海

先生私追いかけてきます

先生

おーよろしくな

星神天海

(これは、怪異の仕業)

星神天海

(七不思議二番目だな)

星神天海

(零番の権力いざとなったら使うか、)

星神天海

(とりあえず寧々ちゃん!)

八尋寧々

(先生まで天海ちゃん以外のみんな一体どうしちゃったの!?)

八尋寧々

(葵・・・)

おかけになった番号は現在使われておりません

番号をお確かめの上・・・

八尋寧々

・・・!?

星神天海

寧々ちゃん!

八尋寧々

天海ちゃん・・・

八尋寧々

葵の電話番号が現在使われておりませんって

星神天海

落ち着いて、

星神天海

一回お家の方に電話してみたら、

星神天海

私にも聞こえるようにスピーカーにしてね

八尋寧々

うん

赤根の親

《はい赤根ですが》

八尋寧々

あの寧々です!

八尋寧々

葵が今日学校に来てないみたいなんですけど

八尋寧々

もしかして風邪とか

赤根の親

《はい?》

赤根の親

《そんな名前の人》

うちには居ませんけど・・・

赤根の親

《番号お間違いじゃないですか?》

八尋寧々

(居ない!?そんな・・・)

星神天海

(葵のお母さんもか・・・)

星神天海

寧々ちゃん

星神天海

一回花子くんの所行こ?

八尋寧々

うんそうだね!

ドン

八尋寧々

きゃっ

星神天海

寧々ちゃん!

日向夏彦

おっと

八尋寧々

ごっごめんなさい・・・

星神天海

すみません

星神天海

寧々ちゃん大丈夫?

日向夏彦

こちらこそ大丈夫?

八尋寧々

(いっイケメン!!)

日向夏彦

はい落とし物

八尋寧々

あっありがとうございます・・・

八尋寧々

すてきな殿方・・・❤

星神天海

えっ殿方・・・?

星神天海

とりあえず花子くんの所行こ・・・?

八尋寧々

はっ

八尋寧々

そうだね・・・!

星神天海

・・・?

星神天海

(黒い鶴?)

星神天海

(怪しい)

星神天海

(燃やしとくか)

星神天海

burnボソッ

黒い鶴が消えた

八尋寧々

天海ちゃん?

八尋寧々

何か言った?

星神天海

ううん?何にも言ってないよ?

星神天海

早く花子くんの所行こ!

八尋寧々

うん!

花子くん

行方不明?

花子くん

ふーん・・・

八尋寧々

ふーんじゃないのっ!

星神天海

花子くん朝も昼も居ないから、放課後になっちゃった

花子くん

まー俺も忙しくてね

花子くん

ケーサツに届けたら?

八尋寧々

それがなんだかおかしくて

八尋寧々

お花も机も・・・葵の持ち物は全部なくなってるし

星神天海

後みんな葵ちゃんってこ知らないって言うんだよ?

源光

花子ーーーーーーッッ!!!

八尋寧々

源くん!?

星神天海

ここ女子トイレ何だけど・・・

花子くん

源光

テメー!

源光

うちの組の横尾と佐藤どこやった!!

花子くん

うわー

八尋寧々

ちょ ちょっと落ち着いて・・・

星神天海

まだ花子くんがやったなんて分からないし

星神天海

私は違うと思ってるよ

源光

そんなワケねぇ!

源光

テメーの仕業に決まってやがる!!

源光

ミョーな怪談流行らせやがって!

源光

なんで誰もあいつらのこと覚えてねーんだよ!!

八尋寧々

それって・・・!

星神天海

こっちの話と同じ・・・

花子くん

コホン

花子くん

消えた生徒に階段の噂ね・・・

花子くん

確かにそれなら心当たりがある

源光

やっぱりな!

源光

テメー・・・

八尋寧々

葵はどこに行っちゃったの?

星神天海

私も心当たりがある

星神天海

怪異でしょ

星神天海

七不思議二番目

花子くん

せいかーい

花子くん

・・・

花子くん

この学園には異界に通じる七つの場所がある

花子くん

あの階段はその一つ

花子くん

消えた生徒は異界に連れて行かれたんだろう

八尋寧々

異界・・・?

花子くん

境界っつってねー

花子くん

生きた人間が迷い込むと存在ごと消えちゃったりするのさ

花子くん

ヤシロと天海、少年みたいにちょっとトクベツな人間は

花子くん

影響受けなくて済むみたいだけど

源光

境界

源光

兄ちゃんから聞いたことがあるぜ

源光

境界は此岸と彼岸・・・

源光

二つの岸辺を繋ぐ海で

源光

そこにはいくあてのない

源光

死者と怪異と誰からも忘れ去られたモノ達の世界だって

花子くん

そのトーリ博識じゃん少年

八尋寧々

そこに行った人はもう戻って来れないの・・・?

星神天海

(怪異が自分の意志で解放するか、依代を剥がすしかない・・・失敗したら・・・
)

花子くん

二人ともそんな顔すんなってぇ

花子くん

大丈夫ちゃんと助けるさ

花子くん

前にも言ったろ

花子くん

俺は七不思議の七番目

花子くん

ヒトと怪異の関係を正しく保つ義務がある

花子くん

もちろん

花子くん

ヤシロと天海にも手伝ってもらうけどね

星神天海

うん・・・

八尋寧々

花子ぐん・・・グスッ

花子くん

ヨーシヨシヨシ

源光

オラァ!!!

八尋寧々

ビク

星神天海

!?

花子くん

なんだよー

花子くん

これからがイイトコなのに

源光

触んなドスケベ野郎!!

源光

テメー先輩達を境界に連れてくつもりだろ!

花子くん

まあそーだけど

源光

オレも行くぞ!!

源光

そんな危険な場所にお前と三人で先輩達を行かせられねぇからな・・・

源光

先輩達はオレが守る!!

花子くん

いーけど・・・

花子くん

少年は俺の助手じゃないし守ってあげないよ?

源光

テメーの助けなんざ借りっかよ!!

花子くん

肉片になっても知らないよ

源光

にっ・・・じょっ・・・

源光

上等だオラァ!!

星神天海

元気だね・・・

八尋寧々

もー・・・

赤根葵

寧々ちゃん!

赤根葵

天海ちゃん!

八尋寧々

(葵)

星神天海

(葵ちゃん)

きっと助けてあげるからね・・・

八尋寧々

な・・・

八尋寧々

なに・・・これ・・・

八尋寧々

(黄昏時に犠牲者の血が・・・ってこれのこと!?)

八尋寧々

(葵・・・)

源光

(せせ先輩達は何があってもオレが守る・・・)

源光

(ついでにコイツも祓う!!)

花子くん

・・・

星神天海

・・・

星神天海

(葵ちゃん・・・)

星神天海

じゃあ行こうか

星神天海

確か四段目だよね・・・

花子くん

せーの

花子くん

いーち

花子くん

にーい

花子くん

さーん

花子くん

ぱちゃん

八尋寧々

(肉片にされる・・・!!)

星神天海

(もしもの時は仕方ないから怪異の力使お)

シーン

八尋寧々

ここが

星神天海

(ミサキ階段・・・)

花子くん

ミサキ階段ね

星神天海

(随分と)

好き勝手してくれてんじゃん

星神天海

6話終了~

投稿遅くなってごめんなさい!

星神天海

今日のゲストは~

赤根葵

赤根葵です

星神天海

葵ちゃんが来てくれましたー

せーの

星神天海

バイチャー

赤根葵

バイチャー

バイチャー

七不思議零番は人間のフリをしています

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

360

コメント

0

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store