テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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「　噂のあの子は異能力者。　」

第4話 - ー3章ー　「異能と共に遡る時」

2024年04月26日

#文豪ストレイドッグス

#異能力

#ドラマ

#二次創作

泡影𓂃☪︎‪𖤐.*ﾟ

神咒唄

へー、ここが
先輩の部屋？

太宰治

そうだけど？

神咒唄

なにこれ、
趣味悪ぅー

太宰治

うるさい、家の無い君に言われたくないね

神咒唄

別に困らないからいいもん♪

神咒唄

てか、先輩。
まーだ、自殺なんて考えてんの？

神咒唄

ありえなっ～

太宰治

君こそ、随分変わったじゃあ無いか。

太宰治

何、もう諦めたの？

神咒唄

、違うよ

神咒唄

諦めきれないからこそ、変わったんだ

神咒唄

今までのままじゃ、駄目だって。

太宰治

変わったところで意味は無いだろう？

太宰治

失ったものは戻ってこない。

太宰治

それが"物"でないなら、尚更

神咒唄

それでも、俺は探し続ける。

神咒唄

戻ってこないことが運命であっても

神咒唄

絶対に探し出す。
運命なんて
壊してやる。

太宰治

、、、

本当に、変わったみたいだね。

でもそれは、表向きだけだろう？

自分の奥には、あの頃の弱い思いが残っている。

それにただ、蓋をしただけ。

いつかは、開いて、こぼれ落ちてしまう。

神咒唄

兎に角、あの頃とは
変わってるから。

太宰治

過去に囚われ過ぎだね

神咒唄

、もういいでしょっ

神咒唄

俺は寝るからね～！

太宰治

そうかい好きにし給え

あの頃、そうだね

まぁ、精々頑張りなよ

"元"泡沫の天才幹部裙♪

江戸川乱歩

噂の異能力者、神咒唄ね、

異能力者の中でも珍しい

現実改変の異能。

利用するならこれとないいい異能力だ。

だったら、今まで身を狙われたことは無かったのか？

噂、と言うから最近異能に気づいたと言うこともあり得る。

だが、あの様子からして、異能を使いこなしているようだ。

異能があることにに気づかなかったというのは考えにくい。

それじゃあ、ただ、ああ見えて神咒の能力が凄いのか、

でもまぁ、神咒の能力値が高いのは本当のことなんだろう。

探偵社に入って来たとき、軽そうに見えた言動とは裏腹

帰って来た太宰の足音にいち早く反応し、軽くだけど、動きやすい様に構えた。

戦闘面でも、頭脳面でも、十分と言ってもいいぐらいの実力。

でも、一人となったら今まで気づかれず姿を消すのは難しい、

今まで気づかれていなかったのは、

自分の身を守っていたからじゃなくて、

守られていたから。

それを踏まえて考えると、

江戸川乱歩

嗚呼、そういうことね。

太宰との関係、高い能力値、守られていた。

考えられる仮設が一つある

それは彼、神咒唄が、

元、ポートマフィアだったってこと。

翌日

神咒唄

、、ん、あー、

神咒唄

もう朝なの～、？

神咒唄

てか、太宰先輩いないし、

神咒唄

どうすればいいんだよ～っ、！？

ピピピッ

神咒唄

え、電話？？

神咒唄

こんな朝早く誰だろ

神咒唄

はい、えっと、
神咒ですけど～、

国木田独歩

あぁ、神咒、少し助けて欲しいんだが

神咒唄

あぁ、なんだ独歩ちんかぁー！

国木田独歩

独歩ちんはやめろ

神咒唄

じゃあ、くにきぃーだくぅーん！

国木田独歩

はぁ、それで、用なんだが、

神咒唄

あっ、それはスルーねっ☆

神咒唄

で、なんですかっ～？

国木田独歩

実は今、探偵社でだな、、、

神咒唄

探偵社？

国木田独歩

あ！おい、！やめろｯ！

神咒唄

えちょ、、

神咒唄

くにきぃーだくぅーん！！！！

プツッ

神咒唄

あ、切れた

神咒唄

んー、とりあえず

神咒唄

行った方が
いいよねっ☆

神咒唄

れっつごー！☆

ガチャ

神咒唄

おはぽよ～☆

国木田独歩

あ、神咒ッ、来いっ！

神咒唄

うぇー、なになにー？？

国木田独歩

みろ

谷崎潤一郎

お、大人しくしろぉ！！

中島敦

や、やめましょうよ！！

谷崎潤一郎

うるせぇ！

中島敦

ひぃ、、、

国木田独歩

探偵社に乗り込んできたんだ。

国木田独歩

早く解決しないと、、、

谷崎潤一郎

お前らのせいだ！俺は、！！

太宰治

少し、落ち着き給え！

国木田独歩

そうだ、少し話をしよう

谷崎潤一郎

黙れ！お前ら探偵社の情報は全て知っている

谷崎潤一郎

いまさら何かしようとしても、対策済みだ！

太宰治

どうしようね、国木田くん

国木田独歩

あぁ、そうだな、探偵社員は異能が使えないとなると

太宰治

神咒にやってもらうのかい？

国木田独歩

そうなるな、顔が知られてないのは神咒だけだ。

神咒唄

えぇー、俺ぇ？

神咒唄

んまぁー、いいけど、

国木田独歩

頼んだぞ

神咒唄

まっかせろぉ～♪

谷崎潤一郎

何もかもブッ壊すぞぉ！？

神咒唄

はいはい、ちょっと落ち着いてよ～

谷崎潤一郎

誰だ、お前！
探偵社員じゃないな！

神咒唄

あ、新しく探偵社に入りました～☆

神咒唄

神咒唄ですっ！
よろしくね～♪

中島敦

自己紹介はいいですから、！

神咒唄

あぁ、そうだった。

神咒唄

じゃ、ちょっと失礼～！

パシャ (カメラ)

谷崎潤一郎

、？？

神咒唄

ここをこーして、あーしてぇ、

神咒唄

よし！おっけー！

ほわっ、

国木田独歩

、！？

国木田独歩

爆弾が消えた、？

神咒唄

へへっ、吃驚したぁ？

神咒唄

俺の異能っ☆

谷崎潤一郎

異能、？

神咒唄

俺の異能はこの、スマホで写真を取ってその写真を編集して異能をかけると、

神咒唄

現実に反映できるって異能なんだぁ～☆

神咒唄

どう？どう？
すごいっしょ☆

国木田独歩

あぁ、凄いな。

中島敦

これが神咒さんの異能力、、、

太宰治

いやー、見事だねぇ

太宰治

自慢してるとこ悪いけど、

太宰治

もういいよ、
谷崎くん。

谷崎潤一郎

あー、えっとぉ、

谷崎潤一郎

すいません！！！

谷崎潤一郎

いや、いくら面接とはいえ、やり過ぎとは思ったんですけど、、

神咒唄

ひょえっ！？

神咒唄

ん？あー、別に言いよん☆

神咒唄

なんとなーく、気づいてたし

谷崎潤一郎

えっ。

神咒唄

今ちょっと変装してるようだけど、昨日

神咒唄

すれ違ったもんね♪

谷崎潤一郎

気づいてたんですか！？

神咒唄

まぁ、なんとなく☆

太宰治

そんなところとは思ったけどねぇ、、

国木田独歩

まぁ、いい。

国木田独歩

で、面接の結果だが、、、

福沢諭吉

合格だ。

福沢諭吉

改めて探偵社員として認めよう。

神咒唄

んふふ♪ありがとーございまーすっ！

国木田独歩

そうだ一つ忠告がある。

神咒唄

なになにー？

国木田独歩

探偵社員になったんだ。これだけは覚えろ。

神咒唄

ほほーん、

国木田独歩

こいつにだけは会うな。会ったら逃げろ。

神咒唄

えっ、、、
っ、はーい！わかったよっ！

太宰治

、、、

数時間後

江戸川乱歩

ねえ、神咒～、お菓子買ってきて！

神咒唄

お菓子～？いいよっ！

江戸川乱歩

やったー！んじゃ、よろしくー

神咒唄

任せろう！

神咒唄

行ってきまーす！

神咒唄

おっ菓子～♪おっ菓子～♪

、！

神咒唄

う○い棒が
食べたいなぁ、

芥川龍之介

ッ！来い、！！

神咒唄

あびゃぁ！？

神咒唄

ちょ、っと、

神咒唄

何すんのさ～！？

神咒唄

って、

神咒唄

なんだ、芥川くんじゃんっ☆

神咒唄

なにしてんのっ？

芥川龍之介

何してるか聞くのはこちらだ。

芥川龍之介

貴様いったい今までどこに行っていた！！？

神咒唄

何処って、色んなとこっ☆

芥川龍之介

ふざけるなッ！

神咒唄

お、落ち着いてぇ～？

芥川龍之介

貴様がいない間ポートマフィアは大変だったんだぞ！？

神咒唄

えっ、？

芥川龍之介

中也さんは任務をやらずに貴様を探しに出かけた。

芥川龍之介

ボスと紅葉さんは諦めた顔で、静かになるなと話していた。

芥川龍之介

樋口も立原も、ずっと表情が曇っている。

芥川龍之介

銀も、広津さんも、凄く心配していた。

神咒唄

そっ、か、

神咒唄

なんだ、おれ、凄い愛されてんじゃん。

芥川龍之介

貴様も、俺を見捨てるのか、！！

神咒唄

やだなぁ、大丈夫だよ。

芥川龍之介

僕は貴様を許さない。

神咒唄

うん、いいよ。

芥川龍之介

そうやって、皆、僕を見捨てる、

芥川龍之介

貴様もそうだ。僕の味方のふりをして。結局裏切る。

芥川龍之介

矢張り貴様に弱者の気持ちなど分からないだろ

神咒唄

分かるよ、嫌なほどにね

神咒唄

俺だってすっごく弱いよ。

神咒唄

ただ、隠しだけ。

芥川龍之介

ッ、何がわかるッ、

芥川龍之介

もういい、二度と僕に話しかけるな。

神咒唄

うん。ごめんね。芥川くん。

あーあ、こうなっちゃったか。

許してくれなんて言わないよ。

許されるとは思ってない。

裏切ったなんて人聞き悪いなぁ、、、

君ならもう、一人で大丈夫だよ。

俺はすっごく脆くて弱いから

あー、でも、

結構愛されてたんだ、俺。

ッ、、、

結局、同じなんだ。

あの日の約束も、忘れたんじゃないのか。

太宰先輩に認められたくて

認めてもらえなくて。

正直、あのときの支えは貴様だった。

貴様が行ったあの一言が無かったら僕は今頃、、、

神咒唄

すごっ、凄いね、芥川くん！

芥川龍之介

別に、これくらい普通ではないか。

神咒唄

そんなこと無いよ！

神咒唄

俺、異能は強いけど、実践向きじゃないから

神咒唄

尊敬するなぁ、

芥川龍之介

でも、まだ、これでは太宰さんに認めてはもらえない。

芥川龍之介

僕は、太宰さんにッ！

神咒唄

お、落ち着いてっ？

神咒唄

大丈夫だよ、いつか、きっとその時が来るはず。

神咒唄

努力すれば、成長できる。

神咒唄

努力した時間があれば、絶対認めてもらえる。

神咒唄

変えられる運命なら、好きなように動かしたほうがいいよ！

神咒唄

努力が認められるまで、一緒にいるよ！

神咒唄

約束ね！

芥川龍之介

！、、、あぁ、

その日から、努力して、

努力して、

認められるため、長い時間、努力を重ねてきた。

約束を忘れたこともなかった。

絶対、認められて、貴様との、

神咒との、約束を果たしたかった。

なのに、貴様は突然僕の前から姿を消した。

約束を忘れて。

ずっと、太宰さんのために

貴様のために努力してきたのに。

意味がなかった。

もう僕は貴様を許さない。

一人でなんて、まだ駄目だ。

なんて、本人の前では言えないがな。

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