〜授業中〜
りうら
りうら
りうら
キーンコーンカーンコーン
りうら
りうら
不安を感じながらもほとけっちの席へ向かう
りうら
hotoke
話しかけるとほとけっちは分かりやすく目を逸らす
りうら
hotoke
hotoke
何を話すか考えてたはずなのに 言葉が上手くまとまらない
りうら
りうら
hotoke
長めの沈黙が気まずい 何を伝えたかったんだっけ...?
hotoke
りうら
そう言ってほとけっちは走り出そうとする
りうら
hotoke
タッタッタッタッ
りうら
行ってしまった せっかく話しかけられたのに 何も言えなかった
りうら
悔しさと悲しさが心の中でぐちゃぐちゃになっている
りうら
あれから数週間が経った あの一件からほとけっちに話しかけることは無かった
りうら
りうら
りうら
りうら
hotoke
りうら
りうら
hotoke
りうら
隠れてほとけっちの様子を見てみる
hotoke
アイツ
りうら
ほとけっち達の会話が聞こえるように 耳を澄ます
hotoke
アイツ
アイツ
hotoke
アイツ
アイツ
りうら
hotoke
hotoke
アイツ
アイツ
そう言って「アイツ」は ニヤニヤと笑う
りうら
その態度に怒りが湧いてくる
アイツ
アイツ
「アイツ」がほとけっちに詰め寄る
りうら
助けに行かないと... そう思ったが
「頼んでもないことしないで!」
りうら
足が動かなかった
ここでまた助けようとしたらほとけっちと一生話せなくなるような気がしたからだ
「アイツ」はもうほとけっちのすぐ近くにいる いつ殴られてもおかしくない そんなとき
hotoke
アイツ
hotoke
ほとけっちが「アイツ」を 睨みつけて叫んだ
hotoke
hotoke
アイツ
アイツ
そう言って「アイツ」はほとけっちに殴りかかろうとする
りうら
hotoke
hotoke
ドンッ
ほとけっちが「アイツ」を押した そして、「アイツ」はよろけて...
ガンッ!
アイツ
hotoke
りうら
近くにあった岩に頭を強く打ち付け
動かなくなった
hotoke
hotoke
hotoke
りうら
「アイツ」の頭から血が流れている
hotoke
アイツ
hotoke
hotoke
hotoke
それからほとけっちは走って去ってしまった
りうら
りうら
りうら
少し考える 人が死んでいるかもしれないのに 冷静な自分が嫌になる
りうら
そういえばりうら、ほとけっちと話そうと思ってここに来たんだっけ
「アイツ」のせいで ほとけっちは辛い思いをした
「アイツ」のせいで ほとけっちと話せなくなった
そんな「アイツ」をりうらが助ける理由がどこにあるだろう
そう考え、「アイツ」を残しその場を去った
りうら
次の日になり学校へ行く
昨日あの後大雨が降ったらしい
自分はそんなことも知らなかった あんなことがあったから
りうら
りうら
りうら
その日から初兎ちゃんとほとけっちが 学校に来ることは 1度もなかった
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