ここはどこだ?
俺はベッドの上で寝ていたはず。
にしても、見覚えのある場所だな。
そうだ、ここは”第五人格”の聖心病院だ。
どうやらゲームの中に入ってしまったみたいだ。
こんな事、現実じゃありえないし、
どうせ、夢の中だろう。
そう思えば俺は頬をつねる。
…あれ。おかしいな。
いつまでも聖心病院の中だ。
まさか本当にゲームの中に入ってしまったとでもいうのか?
手元を見れば本が。
俺は冒険家として戦うのか。
となると、まずは宝を探さなくては。
ハンターの方向と宝のある方向を小さくなって確認。
……どくん……どくん…どくん
…心音がする。俺がファーチェか?
他の仲間達を探したりしたかったが…
…仕方ない。取り敢えず、チャットを送らなければ。
ハンターが近くにいる!
ハンター接近!隠れて!
ハンターは…リッパーだ。
ゲームをやっているみたいに、いつも通りにチェイスするだけ。
大丈夫だ。
…っ!ばれた!逃げないと…!
どくん、どくん、どくん、どくん、
心音がうるさいな。
ハンターが近くにいる!
桃
桃
院内では窓枠や板もあるし、高低差チェイスもできる。強ポジだ。
そして、俺は今絶賛チェイス中だ。
今の仲間の解読進度は…、
暗号機解読進度 89%
暗号機解読進度 67%
暗号機解読進度 55%
結構進んでるな。
よし、このまま5台分…!
へぁぁ!
まずい、霧が…!
桃
くそっ、当たってしまった
もう攻撃は当たれない
板を温存しないと
ガタン!(暗号機が上がった音)
やっと一台終わった。
まずい、ハンターがもうすぐ後ろに。
痛みが来たと共に俺の視界は奪われた。
続き→♡500、💬4