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永遠のノスタルジー

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永遠のノスタルジー

3 - 第3話:会いたかった人

♥

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2025年05月31日

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うん こりゃ参ったね

迷っちゃったよ

で始まっていいのかな? 雲行きがとっても怪しい。

僕の名前はsn。 ただ今絶賛駅で迷子中!

え?駅の構図ぐらい覚えとけって? 知るか。忘れっぽい性格なんだよ。

でも、僕の友達には記憶喪失の奴が いるから、そいつよりかはマシ でしょ?

とりあえず…………叫んどくか(?)

sn

迷子だぁぁぁぁぁ!!

pn

どこだよ!ここぉぉぉ!!

sn

ッ!?

え………驚き過ぎて声がでない

そこには、絶賛記憶喪失であり、 迷子らしい元友人のpnさんがいた

pn

すみません!
一緒に迷子になりませんか?

こちとら驚き過ぎて現実を受け止め られないのに、相手は ズカズカとこちらに向かってきた

sn

え、えと、

pn

あ、突然話しかけてしまってすみません。

pn

はじめまして。
俺はpnです!

sn

あ、はじめまして、

あぁ、『はじめまして』なんだ。

本当のpnさんは、もういなくなっちゃったんだ。

sn

えと、snです。
pnさんも迷子なんですか?

pn

sn………

やば、大丈夫だろうか?

pn

sn君は、誰かと一緒に来たの?

………びっくりした。 どうやら『あの日』より記憶が 薄れているらしい

嬉しいような、悲しいような、

sn

僕は一人ですよ?
pnさんこそ。お一人ですか?

pn

いや、rdって人と一緒
だったんだけど、rdが
どっか行っちゃって………

sn

それ、pnさんが迷子になったの間違いじゃありませんか??

pn

ははっ!
面白いね!

昔はもっと面白い話してたよ

pn

お笑いの訓練でもしてるの?

sn

なんですかその訓練??

pn

俺とsn君、すごく気が合うね!

sn

合いたくないですけどね
迷子の方と

pn

やっぱ面白いよ。
あーあ、sn君ともっと
昔から出会ってたら
なぁ!

sn

会ってるよ(ボソッ)

pn

ん?なんか言った?

sn

いえ、変わった人だな、と。

pn

それはいい意味?

sn

さあ。

pn

てかさ、sn君と俺、どこかで会ったことある?

sn

ぇ………

pn

俺、記憶喪失なんですよ。

知ってるよ。 ちょっと特殊のね。

sn

えぇ!?
そうなんですか??

pn

うん。
で、なんか、会ったことがあるような、

sn

僕とですか?
いやいやいや。
はじめましてですよ。
こんな人。

pn

sn、sn………

pn

あ"あ"ッ!!

sn

!?大丈夫ですか!?

突然、頭をおさえこむ。 やっぱり、駄目か。

sn

落ち着いてください。
なにも思い出さないでください。
深呼吸して。

pn

ッ………ふぅーー、

暫くして状態が落ち着いてきた

pn

ありがとう。
sn君。

sn

いえ、なくなった記憶、ゆっくり取り戻してくださいね。

pn

うん。

sn

じゃ、僕はこれで。

pnさんに背を向ける

けど、

pn

待って!

パシッ と手を掴んできた

pn

あの!

rd

pnちゃん?
いた!pnちゃん!

sn

ほら、呼んでますよ。

もう少しpnさんの体温を感じていたいけど、その手を振り払う

rd

ほら、行くよ。
pnちゃん。

pn

まって…!sn!
また、またいつか!

pn

sn!

sn

…………

僕は後ろを振り向かずに早足で 歩いた

目から溢れ出てくる涙も 拭わずに

sn

ッ……!っ……!
pnさん………!
会いたい、あいたいよ……!
本物のpnさんに……ッ……!

暫く僕は一人、咽び泣いた

暫くして、rdと電車に乗り込んだ

真夜中だからか、この車両には俺等しかいなかった

pn

rd、どうしてsn君と話してるところ止めたの?

rd

………あのさ。
迷子になったこと、何も言わないの?

pn

迷子になったけど………

rd

俺、すっごく心配したんだよ。

rd

しかも、一番会っちゃ
いけない人にも会ったし

pn

『一番会っちゃいけない人』………?

pn

やっぱり、rd、何か知ってるでしょ?

rd

………

pn

やっぱりそうだ。
knさんの時も、sn君の時も何か必死で隠してた

pn

やっぱり、あの二人、どこかで会ったことがあるんだ。

rd

………やめろよ。

pn

何がだよ!
何をそんなに隠したいんだよ!

pn

俺は必死なんだよ!
いつからか、本当の俺
じゃなくなってる

pn

絶対、このなくなった
記憶の中に隠されてるんだ

rd

だから!
思い出すのをやめろっての!

rd

俺は!お前のことを思って警告してんだ。

rd

それは皆と決めたことだ

pn

だから!誰だよ、
皆って………

pn

てか、なんでそもそも
怒ってんの?

pn

俺に思い出してほしくない思い出でもあるの?

rd

思い出してほしいよ。
でも、どれも、これも、
全部全部!無駄になるんだよ!

pn

思い出して欲しいならッ!

rd

けど!
駄目なんだよ……

今度は振り絞る声で 俺に懇願してきた

rd

思い出せば出すほど、
皆苦しいんだよ。

pn

もう、いい。

俺は乱暴に椅子から立ち上がった

rd

pnちゃん?

pn

ここからは俺一人で探す

rd

は!?
何言ってんだよ!?

ちょうど電車が留まり、ドアが開く

pn

rd、巻き込んでごめん
もう帰って

rd

でもッ!

pn

お願い。
俺一人で探したい

rd

……!っ~~~~~!

何か言いたい顔だったが、 諦めたようにため息をついた

rd

明日。

pn

rd

明日になったら、連絡して。
迎えに行く。

pn

ッ!ありがとう!

pnが行ったあと俺は 一人で電車に取り残されていた

rd

はぁぁ………

つらいなぁ、

rd

思い出させるなって、
辛いなぁ………

手で顔を呷る

おじさんみたいだと思われそうだが この車両は俺しかいない

改めて、あの日のことを思い出して みよう

sn

pnさん、僕のとこ、完全に忘れてたなぁ……

sn

あの日、僕は………

sn

………

sn

思い出すのは嫌だけど、
思い出してみよう

sn

ntjgmが解散した日のこと

次回:事件と解散の日

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