2月22日
千優
起きて、お願い、
千優
ねえってば、まだ、いっちゃダメだよ
千優
エマ
千優
起きてってば、またさ、お泊まり会しようよ
千優
夜遅くまで起きて、一緒に恋バナしよ、?
千優
あ、これ秘密なんだけど、ドラケンね、エマのこと
千優
好きなんだって!
千優
だからさ、エマ、ダメだよ
千優
私より先に死んじゃ
千優
私の方が先に死ぬんだよ、?
千優
だって、エマ…まだ14歳じゃん、
千優
中学も卒業してないよ?
千優
成人だってしてない
千優
私卒業しちゃうよ、?
千優
笑って見送って欲しかったな…
千優
お願いッ…起きて!!
千優
起きてってば!!!(泣)
千優
嫌だよ……私を置いてかないで…
千優
ウグッ……ヒッグ…
千優
嫌だぁぁぁ!!!!
乾 青宗
……千優、もう行こう
千優
嫌だッ……エマが…
乾 青宗
……佐野エマは、もう居ない
千優
分かってる、分かってる!!
乾 青宗
千優もまだ安静にしてなくちゃいけない
千優
……今から行くの、?
乾 青宗
…あぁ
乾 青宗
病室まで送る
千優
………うん、
千優
ゴホッ、ゲホッ…
乾 青宗
無理するなよ
乾 青宗
……じゃあまた
千優
……
千優
待って、(袖を引っ張る)
乾 青宗
わっ
乾 青宗
……?
千優
絶対、死なないで、誰も、死なせちゃダメ、
乾 青宗
…分かった、
乾 青宗
取り敢えず寝て、熱が上がって来てる
千優
本当は、行って欲しくない、
乾 青宗
……!
千優
けど、言ったところで行くから言わない
千優
だから……気をつけて、いヌピー
乾 青宗
……あぁ
乾 青宗
わかってるよ(頭を撫でる)
千優
(微笑む)
数時間後
武道
ハァ、ハァ
千冬
たけみち…!!
鶴蝶
東卍はオマエ1人だけだ
武道
(嘘だ…アングリー君まで…)
鶴蝶
行くぞ!!
ドゴッ
武道
グッ……カハッ
鶴蝶
小二とは違うに決まってるだろ!!
武道
(まじか…!)
鶴蝶
しねぇ!!!!!
ドカッ
東京卍會
?!?!
鶴蝶
クッ…
千優
ハッ、ハッ
鶴蝶
…!千優…!
東京卍會
千優さん?!
千冬
えっ?!
乾 青宗
?!
武道
ッ……千優さん、?
千優
大丈夫?ハァ、ハァ
武道
……!千優さん!!
武道
なんで来たんですか!!!
まだ安静にしてなくちゃいけないのに…
まだ安静にしてなくちゃいけないのに…
千優
もう、誰にも、居なくなって欲しくないから、!!
武道
ッ……
鶴蝶
オマエ……言ったよな
鶴蝶
次会う時は敵同士、容赦しねぇって
千優
……煩い、なぁッ!!!
イザナ
予想外の客人だな
千優
ッ!!!
千優
イザナ…!
イザナ
久しぶりだな、聞いたぜ?
イザナ
まだ怪我が治ってないんだってな
乾 青宗
あのバカ……!
千優
………治ったし
イザナ
は、強がんなよ
イザナ
熱だってまだあるだろ?
千優
………ない
イザナ
フッ、まぁ久しぶりの再会だしな
イザナ
話したいのはやまやまなんだけど、会いに来たのはアイツだろ?
千優
…何処にいんの
イザナ
後ろに居るぜ
弥生
あっれ、生きてたんだ〜w
弥生
てっきり死んだと思ってたのにな〜