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結婚、ってなんなんだろう。
エイジは運命の相手なんて居ないって言う。 そらは結婚は愛を積み重ねた結果なんて言う。 ツリメは結婚はゴールじゃなくてスタートだなんてそれっぽい事言う。
正直僕は結婚から程遠い人間だと思ってた。
周りからも
「リクヲさんっていい人だけど一生独身そう笑」だとか
「リクヲさんって結婚とか考えてないですよね?なんか1人で人生満喫してるっていうか」
って言われるし、正直僕もそうだと思ってた。思ってたんだけどさ、
〇〇
初めて会った時に思ったんだ、
あ、僕この子と結婚するかも、って
嘘みたいでしょ? でも本当に思ったんだ。
君と結婚したいって
リクヲ
そら
リクヲ
そら
リクヲ
毎週、仕事終わりに幼馴染のそらと飲むのが恒例。
そら
リクヲ
そら
リクヲ
ってからかうと物凄い形相で睨まれた。
そら
ってそらがダルそうに言う。
リクヲ
そら
リクヲ
って店員さんに声掛けてもう一人分席を用意してもらって、
〇〇
ってマフラーを外しながら来た 僕のすぐ未来のヒロイン
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
そら
リクヲ
甘いローズの香水、 綺麗な黒の長い髪、 高過ぎず低過ぎずの身長。
そらがトイレに行っている間、 僕と彼女は2人きり。
リクヲ
って自分から言ったこと、今まであったっけ
〇〇
って本当に年上かと疑う程元気に答える〇〇さん。
それが僕達の出会いだった。
それから3ヶ月、たった3ヶ月しか経ってないのに僕と〇〇はこんなにしっくりくるなんてね。
そう、僕と〇〇はとてもしっくりきているんだ。
それから何回か仕事終わりに 2人で飲みに行くことが多くなって
〇〇
リクヲ
ってこの頃には敬語もなくなって
〇〇
リクヲ
飲んだあと帰り道、〇〇を家まで送るのも今ではもう日常になっていて。
街で流れるクリスマスソング、 あっちこっちで光っている暖かい色の光、 その光を一生懸命瞳に映す〇〇。
〇〇
自分でもなんでか分からないんだけど、でもなんか気付いたら口走ってたんだよね。
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
さっきバーでもらったお菓子の袋についていたモールを〇〇の左側の薬指に結ぶ
〇〇
リクヲ
ってひざまずく。
〇〇
リクヲ
〇〇
ってひざまずいている僕のもとにしゃがんで両手で顔を包みながら言う〇〇。
拍子抜けをしている僕に余裕そうに笑いかけて 〇〇がキスをした。
それから当たり前のように僕の家に泊まったり○○の家に泊まったり
お互いの両親への顔合わせもして、 全部がそれはもう最初から決まっていたみたいにものすごいスピードで進んでいって。
運命ってあるのかもしれない、もしかして僕たちは最初からこうなる運命だったのかもしれない。なんて
あ、もちろん指輪もモールじゃ格好つかないから改めてちゃんと2人でお店に行って2人で決めた。
控えめな曲線が綺麗なシルバーの指輪。
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
〇〇
リクヲ
積み重なった結婚の雑誌、
お揃いのマグカッフ、スリッパ、
キラキラ輝くその○○の手に自分の手を絡めた
隣で微笑む○○はやっぱり美しくて、 こんな人と一生を共にできるのが、とてつもなく幸せだ。
〇〇
リクヲ
〇〇
なんて言って困ったように笑うから、 柔らかい髪を撫でて、優しく頭にキスをした。
新しい年が始まって数週間、 僕たちは結婚した。
小さな教会で、家族や友人だけを集めた小さな結婚式。
でもそれだけで十分だった。
仕事上俺には沢山の知人、友人が居るけど本当に大切な人、この瞬間に立ち会って欲しい人って言われたらこの人達だけなんだって思った。
誇らしき、俺の友人、家族達。
そら
エイジ
ツリメ
そら
エイジ
そら
ツリメ
大好きな人達に囲まれて、 俺たちは今日、結婚する。
現実味、なんて全然無いけど でも、そう、結婚する。
そら
リクヲ
そら
リクヲ
そら
リクヲ
そら
パシッとそらに背中を叩かれて気合が入る。
リクヲ
そら
音楽が流れて、 真っ白なベールに包まれたウエディングドレス姿の○○が現れて、 俺は間抜けもいいとこ、その○○の姿に圧倒されて固まっちゃって。
〇〇
って眉を下げながら笑う○○。
エイジ
ツリメ
そら
ツリメ
エイジ
フゥ~~~~
エイジ
エイジ
ツリメ
そら
〇〇
エイジ
リクヲ
そら
ツリメ
リクヲ
エイジ
リクヲ
そら
リクヲ
〇〇
そら
〇〇
ツリメ
俺が大好きな人達と、○○。
〇〇
って俺のそばで笑う○○。
どうか末永く、 この幸せが続きますように。