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ウミユリ
ウミユリ
ウミユリ
ウミユリ
ウミユリ
研究員
研究員
レウクラウド
今日も、、「親」と呼んでいる研究員が俺を褒めてくれる。
でも俺はこれが嘘だってしっかり分かっていた。
ある日、研究員が落とした1束の資料には被検体(俺の家族)のことが書かれていて、皆それぞれ子供の頃に連れ去られた記憶がない子ばかりだった。俺もその1人だ。
レウクラウド
研究員
レウクラウド
シロ
レウクラウド
シロ
彼は俺の父親役のシロ。 情報は有名研究所の一番偉い人らしい 凄腕の医者をしているみたいな、、
シロ
シロ
レウクラウド
シロ
シロ
初めてだった。 なにを企んでいるのだろう。
レウクラウド
研究所、、とても冷たくて壁は頑丈だ 2人分の足音だけが空間を満たす。
シロ
シロ
心臓の鼓動が明らかに速くなる
レウクラウド
バレちゃいけない。 もしバレたらきっと実験されてしまう
研究員
研究員
研究員
研究員
目の前の重い扉が開く。
そこには今まで絵本に見てきた
【研究室】があった。
真ん中には大きな水槽があって、
中には1人の少年、まぁ実験体であろう子がこちらに警戒して立っていた。
この光景が今まで見たことないの にどこか懐かしかった。
研究員
レウクラウド
隣にシロ様はおらず、上の研究室からこちらに手を振ってるのが見える。
ボコォ、、と音を立て水槽は瞬く間に液体で満たされる。
少年は俺と目が合うとこちらに歩いてきた。そして口を開いて
「そこのやつ、助けろ。」
しっかりと聞こえてしまった。
研究員
レウクラウド
反射的に声が出て研究員を止めようとする。しかし、力で勝てるわけがない
無力だった、、ただただこの子を見て震えることしかできなかった。
電気が流されて水位が下がって、
少年が立ち上がるとまた水槽は液体に満たされて
電気が流れる。
その繰り返しをなん10回も見た。
怖くて何も覚えていない。
何も。
気づけば音が止まってて、足元が液体で浸されていることに気付いた。
少年
実験前と変わり果てて黄色い髪、目の少年がこちらに近づいてくる。
少年
レウクラウド
逃げることしかできなかった。
申し訳が立たなかった。
レウクラウド
レウクラウド
大丈夫、俺は悪くない。
大丈夫、、きっと大丈夫
シロ
ニコニコ顔のシロ様はこちらを見つけるなり頭を撫でてくる。
シロ
シロ
レウクラウド
シロ
シロ
ガストの涙。
シロ
シロ
シロ
シロ
研究員になるか実験体になるか選べ
レウクラウド
怖くて潰れた声しか出ない。
シロ
レウクラウド
見上げるとシロ様の目の色が変わっていく。
これはガストの力で目が会ったものの意識を飛ばしたり、思う通りに動かせたりする。本で読んだままだ。
シロ
こんな話の時もさっきの黄色い少年が脳裏を過ぎる。
彼はどうなるのだろう。
きっと戦闘員に出されて、、
戦闘員?
レウクラウド
後悔は懲りた、今はただあの子に謝りたかった。「助けられなくてごめん」って
シロ
シロ
もうこの人は怖くない。
きっと俺と一緒なんだ。
絶対許したりはしないが、
レウクラウド
シロ
涙を拭きながら笑ったシロはどこか幼い子供のようで苦しかった。
レウクラウド
レウクラウド
隊長
知ってる顔があった。
ずっと探し求めてた。
言いたいことが沢山あって、それで、それから、、
少年
レウクラウド
「ごめんなさい」