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ねぇ誰か、りうらの事見てよ....ッ
りうらは幸せ者
1母
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だってりうらには大好きなママとパパがいて
ママとパパはいつも仲良しで
りうらの大好きなほとけっちがいるから!
大好きって友達としてじゃないよ~?
りうらほとけっちといたらなんかドキドキするの!!
ママがね、教えてくれたんだ!
恋って言うんだって!
りうら、ほとけっちに恋したみたい!
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りうらって幸せ者?
プルルル、プルルルル
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< 大神さんのお宅で間違いないでしょうか?
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< そちらのお宅の_____
ガタンッ
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だって、お母さんとお父さんはもう居ないみたい
ガララララ
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クラスメイト
クラスメイト
クラスメイトは僕のことが嫌いらしい
でも彼だけは、いむだけは傷付けたくなくて
同じようにされて欲しくなくて
自分から避けないといけないのは苦しかったけど
ほとけっちのためなら、って我慢してた
りうらが守らなきゃ
りうらは____
ある日聞こえちゃったんだ
聞きたくなかった
モ
<え、それな?(笑
モ
< うわ~、まじ?( 笑
モ
人殺しなんだろ( 笑
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モ
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モ
モ
モ
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その時
りうらの中で何かが切れた
ド ン ッ
モ
気づいたら身体が勝手にこいつを殴っていた
モ
ドコッボコッバキッ
止まらなかった
いや、止まれなかった
りうらは夢中でそいつを殴って
気が付いた時には
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君が居た
改めて思ったよ、君が好きなんだな~って
でもりうらは
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隣にいる資格がないみたい
君が休んだと聞いた
全然体調崩さない奴が崩すってよっぽどだろ
それで今、職員室に向かってる
なんでかって?
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先
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先
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先
先
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君の体調が完全復活したみたい
.....良かった、
りうらは、 君に注意されたいが為に不良をし続ける
でも今日は君じゃなかった
どうやら副生徒会長らしい
でも代わりに頼まれたって聞いて
すぐに呼んでこいって言った
紫のパーカーを中に着た副会長は察しがいいみたいで
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そう呟いてたのも俺は聞き逃さなかったからな
... てか、
今日殴った奴、妙に変だったな
ほとけっちに執着してるし
名前は...確か____
変な奴、近付かないどこ
廊下で小さい体がぶつかってきた
とても可愛らしくて
でも君は悲しそうになんで避けるのかを聞いてくる
なんで、って...
守りたいから?好きだから?
頭の中がぐるぐるする
それで咄嗟に言ってしまった
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あ~あ、叶わない恋なのに
言ってしまった、迷惑かけしまった
俺はその場の空気に耐えられず逃げてしまった
りうらは不幸者
家に帰ってはずっとひとり
次の日も学校に行く気は起こらなくて
次の日
また次の日、と
2週間も休んでしまった
いや、彼にとっては好都合なのか?
そんなこと思ってたら、家のインターホンが鳴った
ドアを開けたら君が居た
ほとけっちにも迷惑だし
さっさと受け取って帰ってもらおう
でも君は帰ろうとしなかった
なんならりうらのことを好きな人、と言った
両思い...なのかな、
凄く嬉しく思った
この幸せもいつまで続くんだろ~な....
気がついたら真っ暗な場所にいた
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問いかけても返事は無い
要するに暗闇の中に独りきり、ということだろう
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そんなことを呟いていたら
何処からか声が聞こえてきた
りうらはほとけの隣にいる資格は無い
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りうらは不良
ほとけは優等生
そんな奴が隣にいられる訳ないだろ?
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間違いなかった
これは紛れもなく
自分の心の奥の声だ
いつも心のどこかに秘めていた
そんな自分の悪魔のような声
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りうらは
迷惑なの
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りうらが居たらほとけまで傷付いちゃう
だから関わる資格は無い
例え両思いでも___
りうらは...ほとけっちに関わる資格は無い、
そう、だよな
迷惑でしか無いよな、
関わるのは今日で終わり
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