???
紫雲 ○○居るか?

紫雲 ○○
あ……さっきの……水瀬さん!

???
せやせや!俺は……

櫻井 裕貴
水瀬!またお前はッ……!

紫雲 ショッピ
あ……櫻井先生……

櫻井 裕貴
ショッピさん、○○さん……ごめんなぁ……水瀬が……

???
……俺は

水瀬 コネシマ
水瀬 コネシマや!よろしゅう!

紫雲 ○○
コネさんですね!よろしくです!

水瀬 コネシマ
……ロボロみたいやな((ボソボソ

紫雲 ○○
……?

水瀬 コネシマ
いや!なんでもない!

紫雲 ショッピ
……水瀬さん。もしかして嘘つくの下手ですか……心理に頼らなくても直ぐに分かりますよ。

紫雲 ショッピ
……まぁ、人って心理的に嘘をつく時って必ず瞬きが少なくなって右上を見やすいんですよ。

水瀬 コネシマ
……ショッピは心理学とかやってる人なん?

紫雲 ショッピ
単純に暇だから心理を勉強しただけです。

紫雲 ○○
私は心理とか苦手なんだよねぇ……(´;ω;`)

水瀬 コネシマ
良くも悪くも正反対って訳か。

水瀬 コネシマ
まぁ……確かに嘘はついたけども……あ、そういえば今日は合同らしいで!

紫雲 ○○
……色々気になってたので良かったです!そういえば、コネさんって生徒会ですか?

水瀬 コネシマ
おん。Aランク+とSランク+は2択しか無いで。Aランク-とSランク-は4択……みたいな感じやけど……生徒会と放送はAランク+とSランク+しか出来んくてなぁ……しかも卒業して行った先輩が放送やったからもう居らんのや。きっと2人は殆ど強制的に放送やで

紫雲 ○○
……あの、なんで+同士と-同士で組むんですか?ランク同士で組めば……

???
それがあかんかったんや。

さっき体育館で朝礼をしてた時に独り言をぼそっと呟いた後ろの人だ。
???
俺はここのクラスの者や。まぁ数少ないクラスメイトとしてよろしくな?

紫雲 ショッピ
さっき……朝礼の時に『……なんやこいつ……』って呟いた方ですよね?

???
マジか……聞かれてたんか……

???
あ〜えと……俺は

赤井 トントン
赤井 トントンって言うんやわ。あ、一応生徒会の書記長やらして貰ってるわ。

紫雲 ○○
……で、それがダメだったとは?

赤井 トントン
なんで同じランクなのに……此奴はSSよりなんに俺はAよりなんや……みたいな喧嘩が起きてな。喧嘩なら可愛いものやったんやけどそのせいで暴走した人間がSSよりの貴重な存在を殺してしまってなぁ……それで、+同士-同士なら同じ上よりと下寄りで仲良く出来るって理事長の提案でこうなったんや。ちなみにSSランクの唯一の生き残りはここの担任の和久井先生やねん

紫雲 ショッピ
……ふぇ?なんで知ってるんですか?

水瀬 コネシマ
生徒会役員と裕貴先生は知ってるで。萌先生は信用出来る生徒会と先生にしか話さないって言ってたんやけど……2人は信用されてるんやな

単純に……俺らがSSだから話してくれたのかと思ったんだけど……信用されてたのか。ちょっと嬉しいな……なんて。
紫雲 ショッピ
……ん?あの……その……扉の前でガン飛ばしそうな勢いで俺達を見つめてるのは誰ですか?

櫻井 裕貴
……またあの5人か……安心しろ。彼奴らは生徒会に執着してるバカだから。

櫻井 裕貴
……お前ら、Cランク-の人間がなんの用だ。ここに入っていいのはAランク+とSランク+の生徒と先生のみだが?

MOB
なんであのぶりっ子と堅物がここで私達はCランクなの!?

櫻井 裕貴
黙れ。ショッピさんと○○さんを馬鹿にするな。理事長に説教を入れてもらわなきなダメか?

MOB
うるさいうるさい!

紫雲 ○○
……グスッ……私……ぶりっ子なの……?ヒック

水瀬 コネシマ
ちゃうで!○○は俺みたいな問題児を説教から救ってくれた心優しい子や。

赤井 トントン
せやぞ?性格悪い人間はSランク+には入れんのやぞ。大丈夫や。

MOB
はぁ?じゃあ猫かぶりなんだねぇꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラどうせモテたいだけでしょー?ぶりっ子ぉ!

紫雲 ○○
……!ポロポロ

紫雲 ショッピ
プチン

紫雲 ショッピ
……はぁ。

俺は、今手持ちにあるシャープペンシルを5本彼女達の身体スレスレを通るようにさした。
MOB
ひっ!

紫雲 ショッピ
……怖いだろ?目の錯覚って。あんまりSランクの能力をバカにするな。後、妹は俺のたった1人の血を分けた子でお前より何億倍も可愛いし性格良いからSランク+に居るだけだからCランク-の負け組が嫉妬してるんか知らないけど……

紫雲 ショッピ
生徒会に近付きたいなら性格と能力を良くする努力を死ぬほどして、見合う人間になってから出直せよ!

こんなに声を荒らげ、口調が変わったのは何時ぶりか。
説教してる相手5人、櫻井先生、水瀬さん、赤井さん、妹でさえ目を見開いている。
紫雲 ショッピ
……俺は、妹より……生徒会より……性格が酷いさ。けど……お前らみたいに人間として終わってる奴と一緒にして欲しくないね。それでも反論があるなら訓練所でやり合おうや。もし……お前らが命ってコインを俺に渡す覚悟があるならだけど。

MOB
ッ……

紫雲 ショッピ
…まぁ……次来たら退学する覚悟で来なよ。生徒会だってお前らみたいなのに構ってる程の余裕はねぇんだよ。ま、俺は生徒会じゃないから知らんけど此奴らの目と行動を見れば一目瞭然。

紫雲 ショッピ
あー……後、Cランク-なんだね。せめて、もうちょっと頑張ればどう?クスクス

MOB
〜〜〜ッ!このッ!

紫雲 ○○
……まだ分からないの?ショッピ兄に手を出すなら……

紫雲 ○○
私だって容赦ないよ?

MOB
なんなのよ!あんた達!人間の癖に!

紫雲 ○○
あ〜……ごめん……私達、人間じゃないんだよね。

MOB
は……?

櫻井 裕貴
そ、そんなの聞いてないぞ!?

和久井 萌
あらあら……後で話すつもりだったのに……そもそも貴方達……また?

和久井 萌
……この2人は正体不明、能力不明の貴方達からしたら恐ろしい子よ。相手ができるのは私と櫻井先生と生徒会だけなの。理事長でさえ相手が出来ないと音を上げたのよ?そんな子達に勝てるわけないじゃない。

MOB
……正体不明……能力不明……!?

紫雲 ショッピ
あれ?そんな話聞いてませんけど……まぁいいや……

MOB
……あ、あの……

紫雲 ○○
大丈夫?戻り方分かる?分からないなら、先生に……

MOB
い、いえ大丈夫ですぅぅぅぅ!

和久井 萌
クスクス……あ、そうそう。今日はAランク+と合同なんだけどここでやるからAランク+の子はここに荷物持ってきてくれる?

水瀬 コネシマ
分かりましたッ!他のみんなも呼んできます!

和久井 萌
頼んだわ。櫻井先生、見てきてくれる?

櫻井 裕貴
もちろん!

和久井 萌
トントンくん、グルッペンくんとオスマンくん探して来てくれる?

赤井 トントン
分かりました!

和久井 萌
さて……SSでしか出来ないお話でもしましょうか。

紫雲 ショッピ
……はい

紫雲 ○○
はーい!
