バイト帰りには
すぐに碧斗の病室へ向かう。
碧斗に回復してほしい。
ただそれだけだった。
希美
私さ
希美
バイトすることにしたんだ。
希美
接客なんだけど
希美
ずっと立ちっぱなしで足が痛くなっちゃったよ〜。
希美
今日さ
希美
バイト先の先輩に告白されちゃった。
希美
返事?
希美
もちろん断ったよ。
希美
碧斗が好きだから···。
気づけば
碧斗が事故に遭ってから
5年も経とうとしていた。
希美
もう5年だね。
希美
目を覚ましたら
希美
みんな5歳年をとってるよ(笑)
母親
希美ちゃん。
希美
碧斗のお母さん···!
病室に
碧斗のお母さんが入ってきた。
母親
もう5年も経つわ。
母親
お医者さんにね
母親
一生目を覚まさないかもしれない
母親
って言われたの。
目を覚まさないかも···?
母親
希美ちゃんに
母親
一生介護なんてさせられない。
母親
彼女だからって
母親
そんな苦労はいらないわ。
希美
希美
何が言いたいんですか?
母親
母親
もういいの。
母親
希美ちゃんにこれ以上負担はかけたくない。
母親
碧斗と別れて。
母親
碧斗のことは、もう気にしなくていいから。
続きます。
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