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親友がしんだ。
事故だった
美羽音は優しい子だった
何でも話を聞いてくれたし
誕生日とか忘れずに祝ってくれた
美羽音は友達も沢山いたけど
私には親友として接してくれた
遊ぶ約束をした時も 「大丈夫?都合が合わなかったら来ないでも全然いいからね!」
って聞いてくれる子
しかもとっても可愛くて 彼氏がいたっていうこと。
同い年なんだよ
「美桜ー!」って抱きついてきて
「彼氏にブレスレット貰ったんだ!」
って言ってポケットから
「これ、彼氏から貰ったのとおんなじの頑張って見つけてきた!」
「これでお揃いだね!」
そんな会話が毎日のように続いていた
でもねーー
そんな毎日が終わりを告げる
信じたくなかったんだよ。
でも人生はそんな単純じゃなかったんだ。
私のせいで
美羽音はいなくなっちゃったんだから
車に轢かれそうな私を庇って…
うう。
ごめん ごめん ごめん ごめん ごめん
ごめんなさい。
平和な毎日にこんな嫌な事が降りかかる。
そんなことは分かってたのに
中々受け入れられなくて
私なんかって
思っちゃう日も沢山、いや毎日ある
土曜日には美羽音の家に行ってお供えするのがいつの間にか日課になってた
この日はカレンダーに書いちゃうほど大切なこと
ねぇ
美羽音いない世界なんか考えられないよ
授業中だって正直頭に入ってないし、そもそも学校なんて行きたくないの
私は基本学校で本を読み始めたけど
それは美羽音の事をあまり考えないようにするため
せめて
せめてーー。
償わせてよ。
私なんて
この世にいらない!!